ちょうど一週間前に工務店からの見積りをご説明した、田園調布F邸のリフォーム工事の予算の最終調整に、共同設計者でリフォームの匠として有名な中西ヒロツグさんと一緒に伺って参りました。
見積り内容を査定し、減額項目を挙げてゆきました。その前提として、まず抜けている(見積り落ち)項目はこちらで指摘し追加してもらっています。
- 見積り単価や面積をチェックし直し、余分な部分は削る
- グレード感やスペックを変えず、見積りを落すことができる項目を見付ける(VE提案)
- 予備の為に考えていた設備を削る
- ご要望に優先順位を付け優先順位が低いものから、後日(数年後)追加工事として項目を省く
- 優先順位が低いものから、DIY(施主施工)で施工可能な部分は省く
以上の作業をお施主様と一緒に二度ほど繰り返して、本当に必要なものは何かを探りながら、最終的にはほぼ当初のご要望通りの金額に収めることが出来ました。
なお、この際、安易な工務店への値引き(いわゆる出精値引き)要請は控えるようにしました。値引きをお願いすると、工務店のモチベーションが下がることと、設計事務所と工務店の間の緊張感が薄れてしまうからです。
打合せ終了のタイミングで、うちの妻と子どもも参加して、ちょっとした子供遊園地状態になってしまいました。無事、予算の調整も付いたので、皆リラックスしている様子です。
Fさまご夫妻、うちの娘に可愛らしい洋服を譲ってくださりどうもありがとうございました。また、子供たちの相手を根気よく頑張ってくれた、イン・ハウス建築計画の河野君、お疲れ様でした。