昨日は建築知識学校のリフォームセミナーの第6回目でした。「現場のスマートな管理術」とのお題目で、工事が始まってからの現場指示図や現場監督とのやり取りの方法などについてレクチャー致しました。
マンションリフォームで重要な解体図の一例です。何を撤去して、何を保管、どこまで壊すのかをカラーで図示することとしています。これは壁解体図で、もう一枚の床・設備解体図と合わせて解体図一式となります。
こちらは解体が済んだ後の墨出しの際に使う図面です。どの壁を基準に新しい壁位置を導き出すのか、色分けしながら指示した図面です。何と平行で、余りの寸法がどの程度かを現場でチェックする際に役立つ図面の説明をいたしました。
上の図面を基に、コンクリート下地に現場で墨を打ってもらった様子です。壁位置だけでなく、壁厚さや建具枠、建具の寸法まで書き込んでもらうことで、間違いのない指示ができると思っています。
レクチャーの後は先回に引き続き、工務店「青」の片岡さんに参加してもらって、中西さんとの三者対談を行い、授業後半は来週プレゼンしてもらう予定の課題のエスキースチェックを行いました。課題が進んでいない人には、他の学生のエスキース状況を見ながら研究してもらうようお願いしたところ、写真のように皆が集まってお互い刺激的なやり取りが発生していました。
授業後には毎回定例となった池袋駅近くの居酒屋での反省会(打ち上げ?)です。毎回参加者数が増えているので、来週の最終回は全員参加が目標です。