Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

解体&水回り設備チェックの立会@六本木N邸

六本木N邸

新築マンションリフォーム(厳密には、マンションが経ってからすでに2年ほど経っていますが、どなたも一度も暮らしたことがないので、新築と書かせてもらっています…)の六本木N邸の解体工事が始まりました。

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残念ながら正面にあった、一度も使われていないキッチンも解体されてしまいました…。他にも、お施主さまも僕らも使っていないのに廃棄するのは勿体ないと思われる設備機器や照明器具などが沢山ありました。

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そこで、確実に再利用できるものだけでなく、どこかに使えそうなものは、しばらく工事をしない予定の主寝室に保管しておくことになりました。まだ、こちらに詰まれていている物は、解体が進んでいるキッチンの食洗機やシンク、水栓類程度ですが、トイレの便器や照明器具、水回りの金物類などがドンドン増えてゆく予定です。まだ使っていない内装を壊してのリノベーションのご決断をしてくださったお施主さまのNさまたちも、なるべく沢山のものを再利用できることは喜んでくださっています。

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浴室は残念ながら使い勝手やサイズ、場所などの理由で解体されてしまいました。この床に置かれているオレンジと青の迷路状のものは、かつての浴室の壁に埋められていたシャワーなどの水栓類の配管です。シャワーや水栓を再利用するので、併せて壁裏のシステム自体も取り外してもらい、再利用することになっています。

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因みに、こちらは解体されてしまったシステム浴室の床排水パンです。今回、浴室ユニットやシャワーユニット工事をお願いしている東京バススタイルの真柄さんと和久田さんたちも、他社のシステムを詳しく見る機会が少ないので、興味深げに研究していました。

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こちらが、かつて浴室があった場所です。床下には、近くにあるトイレや洗濯機等の排水管が流れ込んでおり、寸法や排水ルートを考えると、ここまで考えてきた浴室のレイアウトでは、床をフラットに仕上げることができないことが判りました…。スケルトンリノベーションですので、何とか床仕上げをフラットにしたいと真柄さんや和久田さんと頭を絞って、浴室位置は変えずに浴槽と洗い場の位置を交換すれば、排水ルートがうまく廻せて、床もフラットにできそうだとの解決策を見つけることができました!ただ、浴室の扉の位置と、洗面の造作家具のラインを合わせて設計していたので、そちらの方まで変更の影響が出ることが判ったので、複雑な調整が必要になりそうです。
大きな費用やスケジュールの変更は避けられそうですが、使い勝手上の違いがありますので、当然ながらお施主さまの了解も得る必要があります…。

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奥さま用の洗面所の奥に設ける予定のシャワーブース個所の設備位置、下地の測定をしてもらっている様子です。こちらでも天井裏の梁が当初の想定より低かったので、天井の高さの調整かあるいは浴室暖房乾燥機の再利用をしないかの判断をしなければならないことになりました…。築浅の方が、解体時の問題が少ないことが多いのですが、今回は色々と問題が発生中です。

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もう一つの問題が天井高さです。こちらは天井裏のダクト配管やエアコンの状況です。蛇がのた打ち回っているかのような様子ですが、このうち、スプリンクラーのメイン配管は動かしたくないものです。当初想定していた折り上げ天井の寸法が確保できない個所が幾つか出てきてしまいました。建物の災害時の避難経路などの問題から、室内空間の体積を守らなくてはならないので、折り上げ天井が少なくなった部分分の体積を、どこかほかの個所で確保しなくてはなりません。

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こちらは解体が遅めに進んでいるリビングです。ここはそれほど大きな問題はなさそうです。

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床には、廃材が整理されて置かれています。基本はボード類、LGS下地類、木製下地材、その他の雑ゴミという分類で整理され、後日纏めて産業廃棄物として処理されてゆきます。

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解体後の墨出し時に決定しなくてはならない寸法や、それに関連したデザイン要素があるので、工事をお願いしているリフォームキューの営業・設計担当の岩波さん&現場監督の富田さんとうちのスタッフの竹田さんで下打ち合わせをしている様子です。

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リビングの展開図ですが、細かい取り合いや寸法については、まだこれから詰めてゆく必要がありそうです。まだまだ問題が山積みですが、これまでに幾度も大きな問題を解決しながらリフォーム&リノベーション工事を進めてきた経験者たちと一緒なので、今回の解体時打ち合わせで問題が見つかったと同時に、ある程度解決するための処方も見えてきております。

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