Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

見積りのための施工会社現調@渋谷R邸

渋谷R邸

見積りのための図面が揃った渋谷R邸プロジェクトですが、3社での相見積りと決まり、それぞれの会社に現地調査(現調)に来てもらいました。

渋谷R邸リノベーション_見積り現調

3社の内訳は、このマンションに強く実績が多く弊社でも幾つかの施工実績のあるM社、お客さまのお知り合いの施工会社のZ社、そして以前西麻布N邸でお世話になったP社の3社でした。

渋谷R邸_最新リフォーム平面図


こちらがカガミ建築計画側で用意した図面のうち、平面詳細図です。

渋谷R邸_給排気換気エアコン設備プロット図

設備図面に付いては、既存空調換気図を色分けしたものに移設先や配管ルートを書き込んだものや、

渋谷R邸_給排水設備プロット図

給排水衛生設備図も、やはり既存図を色分けし、新しい配管ルートを書き込んだ簡易図面で見積りをして貰います。

渋谷R邸_サウナレイアウト案

サウナについては、3つの案をお客さまにご提示中ですが、見積りとしてはC案で見て貰います。

渋谷R邸_サウナスケッチ

サウナはシステムとして組んでもらうと結構な金額になってしまうので、サウナの機械と材料をアヴァント社から施主支給で仕入れて、大工工事として組んでもらう形での見積りをお願いしています。鏡面ステンレスと強化ガラスの枠と扉のみは隣接するオーダーユニットバス屋さんに組んでもらう算段となっています。

渋谷R邸_スマートロック提案

その他、細かいお客さまのコダワリのスマホを使ったスマートロックなどは、過去の事例写真やディテールを参考資料として添える形で説明しております。

渋谷R邸リノベーション_見積り現調

各社とも設備屋さん、電気屋さん、解体屋さんを連れて現調に来て、気になる部分を開口して内部を調べてくれました。

渋谷R邸現地調査

こちらが窓際の石のカウンター下がどうなっているかを確認するために、電気屋さんにお願いしてコンセントプレートを外して、内部を除き込ませて貰った様子です。

渋谷R邸リノベーション_見積り現調

弱電(インターフォンや電話・LAN配線、テレビやステレオなどの配線)もマンション独自のルールがあって分かりにくいので、インターフォンを取り外してシステムを見て貰いました。

渋谷R邸リノベーション_見積り現調

前のオーナーがエアコンなどを中心に一度リフォームをしているお宅なので、エアコンや天井裏の全熱交換器などは移設して再利用する計画としています。

渋谷R邸現地調査

PS(パイプスペース)内部をのぞき込んで、排水管の横引きのレベルを見たりしながら、

各社の条件を揃えて、同じ土俵で金額を比較できるようにして見積りの結果を待ちました。以前はマンションリフォームであれば3週間程度で見積りが上がっていましたが、今は各施工会社や下請け会社も見な働き方改革で1か月ほどの期間で見積りが上がって参りました。

渋谷R邸_合い見積もり比較表

各社の見積りを同じ項目で揃えて横に並べ、大きな抜けや重なりが無いかをチェックし、3社のうち1社にはお断りの連絡をまずは入れさせて頂きました。残った2社ではお客さまご紹介のZ社が一番安価で下が、見積りの内訳の構成や見積り落ち部分も多く、施工実績も乏しかったので、最終的にはお客さまのRさまとご相談して、P社がZ社と金額をほぼほぼ揃える見積りでP社を単独の候補として選び、最終的な金額調整をさせて頂くことに決まりました。

P社はプレステージプランニング社で、担当者は松永さんにお願いすることが正式に決まりました!