Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

イタリア製最高級オーダーキッチンのアルクリネアショールーム見学

キッチンリフォーム

イタリア製最高級輸入オーダーキッチンのアルクリネアの出来立てホヤホヤのショールームを、事務所スタッフ一同で見学に伺ってまいりました。

イタリアの高級キッチンと言えば、モルテーニ系列のDADA(ダーダ)、インテリアーズが紹介しているボッフィ、クライス&カンパニーのミノッティ・クッチーネ、そしてクリナップが日本代理店をしているバルクッチーネなどがありますが、その中でもイタリア最高峰と言われている超高級キッチンが今回のアルクリネアだそうです(説明の齊藤さん談)。

イタリアの建築&インテリア&家具デザインの巨匠のアントニオ・チッテリオ氏がデザイン監修を行う、世界中のセレブ御用達のキッチンブランドとのことで、このショールームの設計自体もイタリアのチッテリオ氏からの設計図面に加え、細かい照明スペックやディテールの指示に従って作られ空間だそうです。

謎の飛行物体のような写真ですが、これはしゃがんで上のレンジフードをを見上げた写真です。アルクリネアのシグネチャーデザインと言われる、スタイリッシュなレンジフードですが、同時給排気には対応していないとのことで、日本の高級マンションで使えるのか、担当の齊藤さんに確認して貰っています。
所で、上のキッチンの扉部分や、このレンジフードのステンレスの色がピンク掛かっていのが分かるでしょうか?これもアルクリネアの特別な技術の一つで、ステンレスを真空状態で化学変化させることで、色を変色させることができるのだそうです!

アルクリネアの使い勝手上の特徴の一つは、シェフズ・キッチンというキーワードとのことです。つまり、自宅のキッチンながら、プロのシェフを自宅に招いて料理を作って貰うのに最適なキッチンという意味だそうです。このキッチンも右側で食材を切ったり、盛り付けたりするエリアと左側シンクとIHヒーターを使って調理をする側で2人のシェフが存分に腕を振るえるステージになるようです。しかも、背面の光壁の裏には…、

このようなオールステンレスの下拵え用のキッチンが隠されているという周到さなのです!

このデザインとクオリティーで裏のキッチンとは…

こちらのキッチンも相当に考え込まれて作られたもので、例えばこのステンレスカウンターのディテールも板金で水作業をするエリアが一段下がっていますが、そのコーナーの溶接や磨きだしの技術も世界一と言われるイタリアのFOSTER社に特注で作らせたものとのことです。

特注の突板を取っ手部分まで廻しこんだディテールもチッテリオのコダワリで、扉背面にビスが出ないように、表面からプレス加工する機械を作ったうえで膨大な時間を掛けながら一品生産のように作り込んでいるのだそうです。

こちらは、ステンレスと木を組み合わせたバリエーションのキッチンです。イートインコーナーがあって、僕らのマンションリノベーションでも一番使えそうに感じられたキッチンです。

こちらのステンレスもフォスター社に加工して貰ったものだそうですが、ヘアライン仕上げながら何十年も使い込んだかのような独特な磨き方となっています。

こちらがそのディテールです。
因みに、こちらのキッチンの背面にも…、

独特の金物を使って本当にスムーズに、かつきれいに折り畳める扉金物を使って隠せる下拵え用キッチンがあるのです。因みに、参考価格を伺ったところ、表のキッチンと裏のキッチンに折れ戸やパントリー収納や設備機器を含めて、3500~4000万円程度で作ることができるとのことでした。これだけの素材やディテールであることを考えると、お得なのではと感じてしまいます…。

アルクリネアのキッチンショールームには、3つのキッチン展示があり、これがショップフロントにある大理石製キッチンです。このキッチンにも凄い技術やディテールが隠されているのですが、ここまで凄いことの連続で、ちょっと頭がオーバーヒートしてしまい、記憶が飛んでしまいました…。

これまで、ドイツキッチンの御三家と言われるジーマティックポーゲンポールブルトハウプ、イタリアの高級キッチンもそれなりに見てきた経験があり、簡単には驚かないつもりでショールーム見学に伺いましたが、予想を超えるような素材やディテールで驚きの連続でした。いつかとは言わず近いうちに、自分たちがお手伝いするマンションリノベーションプロジェクトで、是非使ってみたいキッチンであると強く感じています!
因みにアルクリネアの日本代理店は、建材メーカーの雄、アドヴァンです。不思議なご縁でアルクリネアを扱うことになった経緯も、担当の齊藤さんに聞かせてもらいました。ご案内下さった、齊藤さんと東谷さんと市川さん、どうもありがとうございました。