住宅見学三題

住宅見学三題

この週末に大学研究室の同窓会、オープンハウスなどで住宅を三軒見学して参りました。

一つ目は高輪にある、鈴木恂氏設計の「NAH」です。築43年(!)とは思えない、モダンな作りの住宅でした。事務所の近所なので、以前から外観とプランを拝見しながら内部の様子を想像していましたが、ははり考えると体験するのは全く別で、想像以上のユニークな空間が展開されていました。

 

西日が強烈に差す大地の上に、コンクリートの構造の中に、まるで樹木のような木の柱が林立する、ダイナミックな空間でした。

二つ目は緑園都市の、溝部公寛氏設計施工・「寛ぎの家70」です。設計友達でありながら、以前幾つかのリフォームや新築住宅の施工のお願いしたことのある、尊敬する建築家です。

溝部さんにしては珍しく、コンクリートを使ったカッチリした構成の変形三世帯住宅でした。住宅の基本ディテールはきっちり抑えながら、緑が映えるピクチャーウィンドウや気持ちよい屋上庭園など見所も満載でした。

三つ目は、同じ学校で教えていた同僚建築家、三浦丈典氏設計の「四谷の住宅」でした。住宅自体が小さな家/部屋の集まりのような、意欲的な構成の住宅でした。

外観のユニークさを得るために、ちょっと屋根の納まりに無理しているのではと思えるディテールがあったり、三浦さんのこれまでの設計とは大きくスタンスが変わった様に感じましたが、内部空間も面白い工夫がいっぱいでした。特に写真の階段は、見学者全員が撮影する独特な形状でした。

三つの住宅を一度に拝見して、それぞれが都市に対する建築家のスタンスを示しながら、デザインや材料、住まい方などにオリジナルな回答を見つけ出しており、色々な意味で刺激を受けて参りました。

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2010年04月18日 住宅見学三題 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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