ニューヨークの最高級リフォーム・リノベーション事情

ニューヨークの最高級リフォーム・リノベーション事情

留学と就職でアメリカに滞在していた時の体験を基に、ニューヨークでの高級リフォーム事情(英語ではRenovation=リノベーションです)を書いておきます。僕が働いていた設計事務所、Cicognani Kalla Architects(略してCKA)は、マンハッタンの中心部で古いマンションやタウンハウスの最高級リフォームを、郊外ではそれらのお客様の新築別荘の設計をメインの仕事としていました。ボスがイタリア人でしたので、お客様は欧州系のお金持ちの方が多かったです。

お施主様は風格があり、歴史やエピソードがある建物を好みましが、一般的にも、アメリカでは予想以上に古いものが尊重されていました。アンティークの置物 やキルト、そしてマンションもプレ・ワー(第一次大戦以前に建てられた)のマンション に住む事が住民のステイタスとなっています。古いマンションの外観は古いままに、内部のインテリアや設備を刷新するリフォームは、新築以上にノウハウと丁寧さが必要な仕事とされていました。歴史的建造物の指定を受けた建物の場合、申請許可を得るだけでも半年以上掛かって、それからようやく工事で、それも装飾や金具は全て再利用することも多く(実はそれらだけでも一財産なのです)丁寧な解体から始まり、約1年かけて工事をするような調子でした。

全てを刷新するリフォームと違って、歴史を紐解いて、改装後にも歴史が引き継がれるようなリフォームの事例を紹介します。画家で作家でもある女性と二人の子供の為のタウンハウスのフルリフォームです。お施主様が描かれた絵のテイストに合せて、全体の調子を整え、照明やタイル等まで、ほぼ全てをお施主様と一緒にアンティークショップで選ぶ、というコダワリで完成したリフォームでした。

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2006年01月28日 ニューヨークの最高級リフォーム・リノベーション事情 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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