毎月「建築家リフォーム」についての記事を寄稿しているウェブマガジン「家の時間」に、高級マンションリノベーション_窓と天井編が掲載されました。
白金台S邸を題材に、日本のデベロッパー(不動産会社)が好んで作る窓が多く、折り上げ天井がある高級マンションの問題点を指摘しています。
パッと見はリノベーション前の方が明るくて、天井も高く、気持ちよさそうに感じるのですが、床面までの全面窓のせいで家具のレイアウトが難しく、折り上げ天井の位置によって、部屋の中心が定められて閉まっていることが問題だと感じました。
ダイニングとリビングの空間が分かれていることも、高級感と思われる項目ですが、独立したダイニングを活かすためには、家族がリラックスして食事ができるイートイン・スタイルのキッチンが必要なので、以前の間取りではうまく使い分けが出来ませんでした。それらの問題を、リビングダイニグを一体化し、窓を一面つぶし、折り上げ天井をなくすことで解決した様子を紹介しています。