青山I邸の現場にLGSの壁下地が立ち上がったとの連絡を貰ったので、お施主さまのIさま母娘と一緒に現場を訪問して参りました。
リフォーム設計&工事請負の大手リフォーム会社M社のKさんに立ち会って貰っての現場です。通常僕らは設計したプロジェクトの現場監理という形で現場を訪問しますが、今回のプロジェクトではリフォームアドバイスという形でのお手伝いなので、あくまでも施主代行としての立ち合いです。
マンションの最上階住戸なので、天井裏スラブには吹き付け断熱を施して貰っています。アイシネンという断熱材を使っているそうです。本来であれば、熱橋を防ぐために梁裏も断熱すべきなのですが、梁下に寸法をなるべく高くしたいとのIさまのご要望で圧愛しています。
屋上階住戸の良さで、このお部屋にはトップライトが2つあります。一つ目がこの玄関のものです。
玄関横に設けている来客用トイレの排水管きれいに接続されていました。床下には十分なスペースが無いので、背面抜きの便器を使って、壁ライニングと洗面カウンター下を通して反対側のPSまで排水管を繋げています。
浴室+洗面エリアの壁も立ち上がってきました。
かつて水回りがレイアウトされていたエリアは、床スラブが一段落ちているので、排水管も余裕をもって配置されています。管径が違うので、トイレからの汚水管と浴室からの雑排水配管がクロスしていますが、勾配もきちんと取れているので問題なさそうです。
玄関入ってすぐのホールの壁下地です。LGS下地の腰高さ部分にベニヤ板が張られていますが、これは将来的に手すりを設置したくなった時のための補強材です。事前の打合せで、すべての展開図のどこに下地材を入れておいて欲しいかのリクエストを聞いてくれているので安心です。
ダイニング部分にもう一つのトップライトがあります。ちょうど天窓周りの枠を補強している最中でした。左奥に見える明るいスペースがキッチンエリアです。
キッチンのカウンター上に設ける開口部からリビングエリアを覗いているアングルです。この開口部にはショールームでIさまが一番気に入っていた、ゴールド色のスライド式扉が付くことになっています。給水給湯管、さらにはシンクと食洗器からの排水管も所定の位置に立ち上がっていました。
リビング側から見返した写真です。左からキッチン、ダイニング、ホール、さらに壁の奥にご主人さまのようの書斎が並んだ構成です。次回訪問するのは、ボード張りが始まった頃のタイミングで、コンセントや照明のスイッチ位置を現地で確認することになります。