Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

新規プロジェクト-2 横浜A邸

横浜A邸

先日ご紹介した白金台H邸に続き、新年になってから始まった新規プロジェクトの第二弾です。

横浜市のお仕事が続いていますが、こちらも横浜市で175平米の広いお部屋のリノベーション計画です。

広いリビングの横に広いダイニングキッチンがありますが、玄関からこのダイニングに行くには、リビングの中を突っ切るかキッチン裏を大きく回り込んでしか辿り付けないという、何とも不思議な動線計画となっています。今回の現場は、現在工事が進んでいる横浜伊勢山Y邸からの近いので、そちらで施工をお願いしているリフォームキューの森井さんと坂本さんのチームで現地調査に立ち会って貰っています。

大型キッチンで、これ自体の使い勝手は悪くないのですが、家族がダイニングから自分の部屋に戻るには、このキッチンを通り抜けないといけないという、何とも不便な作りなので、大胆なレイアウト変更が必要になると思っています。

こちらがお客さまにご提案中のキッチンとダイニングのレイアウト変更リフォーム案です。左上が既存の平面図で、通り抜けが容易なダイニングスペースで、その横に大きくて料理を楽しめるキッチンを設けるイメージで案を作ってみました。

玄関ホールはとても広いのですが、そこに二面に鏡が貼られており、ちょっと異界(?)に入り込んだような錯覚を覚えるような空間でした。

一番不思議だったのが、この通り抜け型のクローゼットでした。元の間取りから、以前の持ち主さまリフォームをしたことで、このような不思議な段違い平行棒のようになってしまったようでした。廊下からも寝室からも使える二面使いのクローゼットを意識したのだと思いますが、実際には使いにくい場所が生まれているように見受けられました。

こちらは別日で、現地を再訪問した時の様子です。リフォームキューの森井さんと坂本さんに加えて、工事をすることになれば現場監督もお願いすることになりそうな織田さん、それにキッチンの造作キッチンをお願いしようと考えているアルノの鵜飼さんにも現地に来てもらいました。弊社スタッフの前田君と打ち合わせをして貰っています。

造作キッチンと建具や壁、さらには設備が細かく絡んでくる重要なポイントですので、全ての役者を揃えたうえでお打ち合わせをお願いしました。

その他、玄関回りの特集鉄製サッシや、造作家具の打ち合せを進めて貰いました。これから見積もり、そして工事へと進んでゆきますが、また出来上がりが楽しみな計画になりそうです。