六本木T邸のリノベーション工事現場では、鋼製サッシの取付けが始まりました。リビングダイニングとオフィス/書斎空間を分ける今回の設計での鍵となる重要な要素です。
当初設計打合せと施工をお願いしていた会社が発注直前に倒産してしまったことで、スケジュールが遅れ気味になっていました。
今回は室内の間仕切りとして使うので、雨漏りや風の圧力などを考慮しなくても良いので、細いメンバーの鋼材を組み合わせたシャープな作りとしています。写真右側で火花が散っているのは溶接で固定している場面です。
細かい取り合いまで打合せをして詰めた詳細(ディテール)図です。スチールのフラットバーとアングル材の組み合わせで作って貰ったスチールサッシュです。フィックス(固定)部分と可動の建具部分の組み合わせになっています。
こちらはオフィス側からリビングを見返した写真です。サッシ手前上部には、木製ブラインドを埋め込む凹みが、反対側には特注のLEDライン照明が組み込まれる予定です。この工業的でシャープなスチールサッシが取り付いたことで、空間に締まりがでてとてもカッコよくなってきました。