Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

三田M邸リフォームの経緯と顛末-3

三田M邸

色々な経緯があって工事着工から再スタートまで時間が掛かってしまった三田M邸ですが、造作家具の取り付けがひと段落したとのことで、担当の神崎さんと一緒に現場に行ってきました。

こちらが無事取り付け工事が終わったキッチンです。角度のある壁や梁の凹凸もうまく収めてくれたようで、ホッといたしました。

キッチン背面収納です。こちらも出っ張った張りに合わせて、パネルを張って貰ったのですが、ピッタリとはまっていました。

リビング奥の出っ張った変形コーナーの書斎家具も、うまく角度を調整して、無駄なスペースなく使えるようになっていました。

その4日後が竣工検査でした。

暗くなってからMさまご夫妻が現場に検査に来てくださった際の様子です。お二人とも、ここまでの道のりがあまりに長く、紆余曲折があったので、とにかくきちんとした形に仕上がったことを何より喜んでくださいました。

奥さまのこだわりのキッチンは、僕らがアドバイスに入った時点で、すでにキャビネットを作り終わっていたので、細かい点では不備もありましたが、全体としてはうまく使えそう打とのことで、奥さまもホッとしていらっしゃるようでした。

書斎コーナーでは、具体的にどこにファクスを置いて、プリンターをどうレイアウトするかの話へと進んでいました。

僕らもとても気に入ったデザインの玄関横ベンチもきれいに仕上がっており、これは大いに使えそうだと喜んでくださっていました。
以下は、補修工事が終わった段階で撮影させて頂いた家具なし状態での竣工写真です。

検査時には間に合っていなかった、ゼブラウッド扉が玄関ホールとLDKの間に入り、空間の質もグッと一段階上がりました。

完成したキッチンです。今回は別途工事になりましたが、クッチーナの施工陣の頑張りで、きれいに収まりました。

玄関ホール側から見返したゼブラウッド突板の建具です。建具横のガラスからタイル越しに自然光が入って、明るさもあるスタイリッシュな空間になりました。

最後は、大理石調ボーダータイルを張ったトイレです。こじんまりとした空間ですが、奥さまの好きなテイストが詰まった空間で、こちらもとても喜んで頂きました。

最後にMさまご夫妻を挟んで記念撮影させて頂きました。右からリフォームキューの営業&設計の森井さん、技術&現場監督の神成さん、Mさまご夫妻、弊社でプロジェクト担当させて貰った新人の神崎さんと僕、各務です。

僕らにとっては、8か月程度のお手伝いで通常のリフォームと同じような期間でしたが、Mさまご夫妻からすると、その前の不動産購入から残念なことになってしまった前リフォーム会社との半年以上のやり取りが、その前にあったので、一年以上の月日を掛けての大プロジェクトとなってしまいました。本当にお疲れさまでした…。