広尾の高級マンションリフォームも造作家具の据え付けも終わり、壁・天井の塗装段階に入りました。玄関入ってすぐの壁は、「ラディキオ」色の赤い壁になるのです。ラディッキオとは、イタリアの赤キャベツのような野菜です。小さな丸い裸電球を高い位置にポツポツと配置し、お施主様の奥さまが気に入ったこの赤い壁が、より印象的になるように計画しています。
まだ塗り途中の写真なので、少しツヤが強いですが、二度塗りの後にきちんと乾燥させると、サラッとした仕上がりになる予定です。因みに、玄関ホールの天井と梁型は白ベージュ系の「ニュー・ホワイト」色で、リビングは薄青系の「ボロード(間接光の意味)」で、ダイニングキッチンは、薄緑系の「グリーン・グラウンド」色で塗装されます。
今回の塗装壁は、全て塗装用クロスを貼ってから、フォロー&ボールの塗料で塗る最高級仕上げとなっています。塗装用クロスは、あまり一般的ではありませんが、下地壁のヒビを拾いにくく、色に飽きた場合、何度も上からの塗り直しが効くので、欧米では高級仕上げの一つと言われています。パテでしごいてから塗装するスタイルと比べると、パッと見た目は似ていますが、光を反射させると、よりサラッとした仕上げであることや、塗装職人の腕の差が出にくい素材であることが分かります。