ヴィンテージマンションリフォームの外苑前C邸の解体工事が着工しております。
リビングから廊下を経てプライベートルームまで続くお宅の幹線動線を見返した写真ですが、天井裏にも動線に沿って隠蔽型のエアコンのダクトが走っていることが判ります。
リビングダイニングとキッチンでは、リフォーム工事前と同様に隠蔽型エアコンを使うので、天井裏のダクトは清掃して再利用することになります。
空調の吹き出し口や吸い込み口については、場所を移動して、天井に取り付くグリル部分は焼き付け塗装し直して、吊り直す予定です。
以前はカーペット仕上げだった床は、フローリングに変更するので、床下に隠れていたTESシステムの床暖房パネルも一旦全て撤去して貰っています。
こちらが床暖パネル撤去後の床の様子です。フローリングを張ることになると、カーペットとは床仕上げの寸法が変わってくるので、遮音性能を担保している置床システムから組み直すことになります。
プライベートエリアでは、隠蔽式のエアコンから天井カセット式エアコンへと機種変更するので、これらの天井裏のダクトの一部は撤去することになります。
洗面カウンターが撤去された洗面所の様子です。家具下に床点検口があり、給水と給湯のヘッダーが設置されていました。これらは位置を変えずに、新しい洗面カウンターの下で点検できるようにする予定です。
この日は、完全に解体撤去された浴室スペースの再度の寸法確認のために、東京バススタイルの眞柄社長が来てくれていました。
レーザーと巻き尺と電卓を駆使して寸法を測り、図面と照らし合わせながら寸法の間違いが無いかを確認してくれました。今回は現場監督の高橋さんも来て、洗面カウンターやメディスンキャビネットの位置情報も併せて、扉位置と窓寸法も確定することができたようです。
奥の寝室エリアでも、既存カーペット剥がしや塗装して再利用する予定の建具などがきれいに外されて置かれていました。
解体されて広く、風通しが良くなったリビングダイニングです。ここからどのように変わってゆくのか、僕らも楽しみに現場に定期的に通いたいと思っています。
完成後の外苑前C邸の様子もどうぞご覧ください。