2ヶ月ほど前から進めている軽井沢の別荘の新築計画のご紹介です。この別荘の敷地は旧軽井沢にあります。旧軽の繁華街の軽井沢銀座から、徒歩5分の便利な場所にありながら、見渡す限り樹木が広がる、小高い丘の上に位置した抜群のロケーションです。現地に行くのは、約一月ぶりですが、大分落ち葉も積もって、秋らしくなってきました。
建築設計を手伝って貰うJ君とK君、更にお施主様のS様も一緒に丘の頂上に登り、計画している別荘の大きさに縄を張り、現地の光や風の流れを確かめながら、位置と方角、樹木や傾斜との関係を研究しました。
計画案の”設計スケッチ”の一部を紹介します。S様からのご要望は、
- 静かに読書をして過ごす別荘
- 樹木と空だけが見える別荘
- 平屋で約40坪のシンプルな別荘
との話でした。僕らが考えた案の一番の特徴は、リビングの一角にある書斎コーナーです。本棚で囲まれた小さな空間の内部が書斎となっています。この部分だけ屋根が高くなっており、読書に適した北側からの光がやさしく入ってくるという考えです。他に、ゲストの寝室は、室内ガレージの奥に作り、母屋とは屋根が付いたテラスで結ばれることも考えています。
またお施主様の意見を聞きながら、徐々に計画を洗練させてゆきたいと考えています。