竣工お引渡しに向けて順調に工事が進んでいる乃木坂U邸の現場に、造作家具(作り付け家具)が入ってきました。
まだ木下地状態のマントルピース型の横、飾り棚付きの造り付け家具を据え付けしています。
据え付け前はこの状態でしたが…、
造作家具を据え付けて、天井との隙間に支輪(シリン)を入れて納めると…、
同じ白色で塗装してある造作家具なので、壁や装飾モールディングと一体になったように感じられますね。
ダイニングに仮置きされている引き出しがふんだんにあるこちらの家具は、
脱衣兼ユーティリティーの部屋に据え付けられてカウンター板を載せて、引き出しを入れると、このようにコンパクトに収まるのです。
こちらは廊下途中に設けた通り抜け型のダブルの洗面カウンターですが…、
甲板とメディスンキャビネットと照明とカラーガラスが付くと、このような美しい姿となります。
先日組み上げていたキッチンは、ほとんど養生されてしまっていますが、ぴったりと収まっています。
お客さまが選んだクオーツストーンのサマーヒル(カンブリア)と壁に張ったセラミックタイルのインヴィジブルホワイト(ラムナム)の組み合わせの美しさを垣間見ることができました。因みに外国製品に見えるシンプルなIHヒーターはレンジ―フードと同じアリアフィーナ社の製品です。
この日は、大工の工藤さんが来て、廊下部分のフローリング張りをしてくれていました。
リビングダイニングキッチンがヘリンボーン張りだったのに対して、コストパフォーマンスも考えて、廊下部分はストレートな乱尺張りとしていますが、仕上げは同じメーカーIOC社のオーク材としています。
奥の寝室に並べられていたこれらの細かい部品は、建具のヒンジやレバーハンドル、ロックセット達です。各居室への扉は塗り直して再利用することになっており、塗装の際に邪魔になる金物類を外して工場で吹き付け塗装をしてくれているとのことでした。
黒い鳥かごのようなものが現場に届いていましたが、これは玄関ホールに吊るペンダント照明のフレームでした。