先日工事が終わりお引き渡しを終えた新築マンションリフォームの渋谷区N邸のビフォーアフターです。
まずは一番部屋の広さが変わったことが判るこちらの写真から。正面の窓は変わっていませんが、その右側にあった個室との間仕切り壁を取り払って、リビングダイニングの幅を広げて、新たにキッチンを個室側に移動しました。
間取りで比較すると、判りやすいと思います。上がビフォーの平面で下がアフターの間取りです。キッチンをかつての洋室の位置に移動して、かつてキッチンとダイニングがあったエリアに、新しいトイレ+手洗いと洋室を持ってきています。
リフォームをしたことで、
①リビングダイニングキッチンが整形になって、空間の広がりを感じやすく、かつ家具レイアウトもしやすくなりました。
②キッチンが大きくなり、背面収納も充実しました。
③キッチンに奥さまが立っているとLDKが見渡せるようになりました。
④玄関正面にかつては個室の扉が見えていましたが、整形の壁を作ることができました。
デメリットとしては、
⑤個室が廊下からではなく、リビング・インになったことと、面積が減っています。ただ、お子さまの特性と家具レイアウトを考えたことで、Nさまご夫妻はこれはこれでデメリットではないと仰ってくださっています。
⑥トイレがリビング・インになってしまいました。ただ、手前に独立した手洗いができたことで、トイレ使用時の音や匂いの問題もあまり感じられず、家に帰ってきた子どもたちが手を洗いやすくなったそうです。
かつてのダイニングがビフォーの奥の方に見えていますが、幅80センチのダイニングテーブルを中央に置くと、片側にしかダイニング椅子を置けないほどの幅しかありませんでしたが、下のアフターを見て頂くと分かるように、かなり大きなダイニングテーブルを置いて、左右に合わせて6脚の椅子を置ける広々としたダイニングができました。
ダイニングテーブルは幅95センチ、長さ240センチの長さがありますから、両端に椅子を置けば8人での食事も可能です。また、キッチンのメインカウンターのダイニング側に収納が充実しているので、お子さまの勉強机としても使えます。アフターの写真手前の右にテレビ台が置かれ、左に元々のお手持ちのソファがすっぽり入っています。キッチンからご家族の様子が見渡せることも、この写真から良くわかりますね。
ビフォーアフターの意味があまり良くわからない写真ですが、ビフォー写真は、かつての洋室からの写真です。壁を取り払ったことで、これだけの広さの空間を作ることができました。かつてはキッチン前は壁でしたが、リフォーム後は、広いリビングダイニング越しに大きな窓が2面に広がっています。
ビフォー写真は、玄関から入ってすぐのキッチン越しに正面窓を見た写真です。アフターでは、正面に3枚あった窓のうちの一つが斜め壁の後ろの洋室に取り込まれて、リビング側には窓2枚分が残っているのが判るでしょうか。斜め壁も唐突に見えないように、グレーの枠で縁取っています。
ちょうど反対側から見返したビフォーアフターです。以前はダイニングとリビングの間が狭く、それそれが別の空間に分かれていましたが、大きな整形の形のリビングダイニングになりました。右側の壁には斜め壁、洋室1と手洗い+トイレへの扉、更には収納の扉が並んでいますが、同じ素材で仕上げることで、沢山の扉が並んでいるように見えなくなっています。
こちらは玄関入って正面の壁です。以前は中途半端な位置に洋室への扉があり、来客を迎えるような雰囲気ではありませんでしたが、リフォーム後はスクラッチ模様の入ったベージュ色のタイルが正対し、堂々とした空間へと変わっています。正面左側の扉は手前の壁へと引き込める扉となっているので、春や秋には常時開放していても邪魔になりません。右側の扉2枚と間の壁には同じダイノックシートを貼ることで、扉の存在を目立たなくしています。