田園調布の木造スケルトンリフォームの現場は、石膏ボードが張られ始めて、空間が徐々に姿を現しつつあります。
中でも一番迫力があるのが、キッチンとダイニングを区切る4m以上の長さで伸びるカウンターです。カウンター全体に白いタイルが張られる予定で、仕上がった時の清々しい様子が想像できるようになってきました。
二階の子供部屋もボードが張られ、古い梁が天井にどのように表れるかの姿も分かりやすくなってきました。二人のお嬢さんたちの部屋なので、将来二つに仕切ることが出来るように、扉も最初から二つ用意しています。
こちらは広々とした1階の洗面所です。床からは給水+給湯+排水管が立ち上がってきます。左側にリネン収納、右側にダブルシンクのカウンターが設置されます。左手の開口部からはパントリー(台所収納)を経て、キッチンまで一直線に繋がってゆきます。家事動線と風の抜けを考えた平面計画です。
共同設計者の中西ヒロツグさんと、家具図をもとに詳細の打ち合わせ中です。大きくは家具のプロポーションから、家具扉の取手や細かい使い勝手まで二人で検討しました。
打合せ机の横では、無垢チークの玄関框戸の塗膜削りが進んでいました。元の玄関の扉ですが、OPでべったりと塗り込められていたものを、平らな部分はサンダーで削り、細かい凹凸部は手でやすり掛けをして貰っています。新しく作れば恐らく4~50万円はするであろう扉が、捨てればただの可燃ゴミだったところなので、嬉しくなります。