Mレジデンスのリフォーム計画で、いよいよ解体工事がスタートしました。初日は、解体箇所の確認をするために、関連業者さん全てに集まって貰ったので、ご覧のような大人数になってしまいました。
工事の元請けとなる高島屋スペースクリエイツ、設備工事の指定業者、建築工事の青、家具工事の現代製作所に、僕ら設計事務所、更に解体の職人さんたちもいたので、立っている場所もないほど込み合ってしまいました。
事前に高島屋SCの横塚さんと山崎さん、青の片岡さんと樋口さんには解体指示図を送っていたので、大きな問題はありませんでしたが、それでも細かい部分の取り合いなどは、現地で確認しながら解体範囲を決めて行きました。
間仕切り壁の解体の後は、天井の解体です。実際には、この前日には設備側でが設備関係の切り離し工事を起こってくれていました。特にスプリンクラーの切り離しは、問題が起こった場合大きな事故になるので、慎重に切り離しをして貰いました。
点検口から何度も覗きこんで確認してあった天井裏の設備ですが、ボードが剥がれた状態で、照明器具や新しい建具との絡みがないかを確認いたしました。
こちらは壁裏のPS(パイプスペース)内にあった共用竪管です。左に伸びているのがトイレの汚水感で、下へ伸びているのが雑排水管です。こちらから、新しいトイレと洗面の排水、キッチンの排水を取回してゆくことになります。
特に給排水はギリギリの線を狙って設計しているので、細かく取り回しルートを設備の担当者と打合せさせて貰いました。
こちらはキッチンの解体状況です。とても頑丈に取り付けられていたそうです。
現場解体で、色々と打ち合あわせが必要な項目が判ったので、青の片岡さんたちと現代製作所の上林さんたちに、夜に改めて事務所に来て貰い、どのように納めてゆくかを検討させて貰いました。特に造作家具で色々と工夫して貰うことになりそうです。