白金台E邸の工事は、そろそろ大工工事が終わるとのことで、やり残しなどがないかを担当スタッフの岩井さんと竹田さんと各務の三人で現場に行って参りました。
施工をお願いしているスタイル・イズ・スティル・リビングの齊藤社長と現場監督の中川さんと一室ずつ回ってチェックをして行きました。
リビングはボードまできれいに張られており、ダイニング部分のカーテンボックスのサイズの修正をお願い致しました。
ダイニング側の壁にはモールディングと腰壁が取り付けられ、テレビ収納の下地も作られていました。
白金台E邸自体が歴史あるヴィンテージマンションですが、歴史感を感じさせるようなクラシカルな中に、モダンが同居するイメージでデザインを進めたので、凹凸感があまりないフラットな装飾を壁に付け加えています。
チェストも置かれてしまうので、その隙間から少し装飾が見えてくるイメージとなります。
玄関ホールとの間仕切り扉のサイドパネルにはガラスも入ってきました。
オーダーキッチンのモービリティーポにお願いしているキッチン部分に関連して、一枚だけサイドパネルを先行して取り付けて貰っています。写真のベニヤ板部分がそれですが、この部分の壁をなるべく薄く仕上げると共に、建築工事の壁からつなぎ目なしで見せたいので、特殊な作りをお願いしています。
プライベート部分の家族用浴室にはステンレスサッシが取り付けられています。まだ白いビニールのカバーが掛かっていますが…。
書斎と奥さまのウォークイン・クローゼット部分です。まだ造作家具が取り付いていないので、スカスカの状態で、奥のIKEAの引き出しが良く見えています。
IKEAのクローゼットを組み込んだことはありましたが、今回は部品としての引き出しと金物のコンプレメントシリーズを施工会社に購入してもらい、ピッタリサイズで造作家具のように作って貰っています。
初めての経験なので、細かい収まりやディテールを齊藤さんたちに説明してもらいました。
正面がガラス張りで、簡易ながら引き出し金物もついて、1本5000円は破格ですね…。
大工工事の最終確認の翌週からは塗装屋さんとクロス屋さんが入ってきました。
モールディングと装飾腰壁の入った壁が塗装されています。
天井は施工スピードをアップするために、塗装調のクロス張りとしています。広いお宅なので、塗装中は奥のプライベートルームのクロスを張って貰らい、塗装が乾いたところでリビングダイニングにクロスが入る工程を組んで貰っています。
さすがにビニールクロスは早いですね!塗装の1/3のハイスピードで仕上がってゆきます。
ダイニングとキッチンの間には4連の間仕切り扉が入るのですが、その吊り戸のレール部分もきれいに仕上げていってくれています。
その間に塗装屋さんや細かく建具枠などの塗装を進めてくれています。こちらは来客用トイレの入り口の隠し枠です。タイルの色に合わせて塗って貰っています。
廊下からキッチンへの勝手口の引き戸枠はパネル張りするビニールクロスに合わせてちょっと濃いめのシックな色の塗装仕上げになっています。
先ほどステンレス枠が取り付いた家族用浴室では、内側に重ね張り施工可能な3.5ミリ厚の薄型タイルが張られ始めていました。