ヴィンテージマンションリフォームの白金台E邸では、パブリックゾーンのLDKや玄関回りは、ディテールまでこだわった造作家具で作る予定ですが、デザイン性よりも使い勝手やコストパーフォーマンス重視のプライベートゾーンの寝室の収納や子ども部屋の机などはいわゆるシステム収納家具を使って、コストダウンとスピードアップを図る考えで計画を進めています。
そこで、お客さまのEさまご夫妻と東銀座にあるギャラリー収納のショールームを訪問して参りました。こちらは数あるシステム収納家具屋さんの中でも、一番ショールームが充実しており、扉の面材などの候補も数多くあるので、以前から使ってみたいと思っておりました。
Eさまのご主人はお仕事の合間に抜けてショールームに来て頂いたので、時間があまりないとのことで、まずはご主人さまのクローゼット収納の展示を拝見いたしました。この写真のように、扉を開けた中の引き出しシステムやカゴ状になった引き出し等が充実しています。
この写真の左側のように、扉と同面に収まる引き出し収納もデザイン的なアクセントになりそうです。
これまでは主寝室の中だけでご夫妻の洋服収納を全て納めていましたが、今回は寝室の横に奥さま専用のウォークインクローゼットを作る予定なので、主寝室内にはご主人さまの洋服を中心に収納する予定です。ベッド正面壁にはテレビを置くカウンターも設けたいので、その参考になりそうな収納も拝見させて貰いました。
ご主人さまが仕事に戻ってしまう前に、取り急ぎここまで考えてきた各部屋の仕上げ素材の候補を、ショールームの打ち合わせテーブルの上に広げさせて貰い、仕上がりのイメージを確認して頂きました。まだ細かくは決定できませんが、色使いや素材は概ね問題ないだろうとのことでしたので、このイメージの延長で、クローゼット家具などの色味をこちらでご提案してゆくことになりました。
こちらが、GALLERY収納の扉面材のサンプル棚です。この中から、仕上がりイメージと費用を考えながら幾つかのミニサンプルを貰って、デザイン検討してゆくことになります。
ご主人さまが戻られた後は、奥さまと一緒にその他の収納展示を拝見させて貰いました。こちらはパントリー/ユーティリティーをイメージした扉無しのオープン収納です。
その手前のオープン棚は、クローゼットのカバンや小物などの収納に良いかもしれないとの話になりました。
お子さまたちの部屋にも効率的な収納を設けたいとのことで、勉強机と本棚とクローゼットを組み合わせた収納セットをご提案することになりました。
こちらに広げた面材が、主寝室のクローゼット収納や書斎家具の候補になりそうな候補たちです。
ショールーム訪問2週間後に、第一弾の提案図面と見積りが提出されたので、細かい部分をチェックしてやり取りしながら内容と費用を固めてゆくことになります。