欧州のクラシカルな住宅のインテリアをイメージしている外苑前C邸の工事現場に、長尺節ありのヨーロピアンオークのフローリング材が入ってきました。
今回採用しているのは、フローリングブランドIOCのカンヌグリという長尺(長さ1900ミリ)幅広(幅190ミリ)節あり(節の穴はグレーのパテ埋めタイプ)のヨーロピアンオーク材のフローリングです。
早速、フローリング屋さん(今回は大工さんとは別にフローリング張りに特化したフローリング屋さんを手配して貰っています)が床暖房の入った個室から張り始めてくれています。
大きな面積の部屋に対して、きれいにフローリングを張ってゆくことは比較的スムーズにできるのですが、実はその前段階の細かい作業が重要になってきます。これは部屋と部屋の扉開口の下にあたるベニヤ下地のアップ写真ですが、白く見えるのがテープで養生されたステンレスの見切り材になります。
こちらは玄関タタキ(左半部の一段落ちた個所)と玄関ホールへの段差箇所ですが、こちらも白いテープでカバーされたステンレスの框の見切りが入っています。今回はその他木製の下框も使っていますが、 部屋と廊下、リビングとキッチン等でフローリングの向きが変わる場所には見切り材が入っていることで、フローリングをきれいに張ってゆくことができるのです。
床の見切りと同じように、各開口部の天井にも見切りやレールが入っています。今回は特に引き込み扉を多用しているので、レールを見切りに使っています。
キッチンとダイニングの間仕切りには3枚の引き込み扉が吊り込まれるので、このような様子になっています。
リビングとダイニングの天井段差の見切りのモールディングを大工の工藤さんが取付けてくれています。
このモールディングの見切りは、そのまま南側の窓がある壁のカーテンボックスへと流れてゆきます。
各種見切りが入ることで、天井の石膏ボードが張られて、空間のボリューム感がしっかり見えてきました。お客さまのCさまも現場に来て下さって、少しずつ仕上がってきている様子、とても嬉しそうに眺めてくださいました。
お客さまが帰った後は、担当スタッフの神崎さんと竹田さん、リフォームキューの営業&設計の岩波部長で、ここからの施工の流れを確認していました。
完成後の外苑前C邸の様子もどうぞご覧ください。