外苑前C邸リフォームの現場に、大量の造作家具と建具が入ってきました。これから一気に造作家具の据え付けと建具の吊り込みが始まります。
これからどう空間が変化して、完成へと近づいてゆくかに興味を持ってくださっているCさまも現場に駆けつけてくださいました。
正面に見えているのが、大型テレビとステレオシステムを設置するAVラックと、その右がワインセラー収納となります。
低い位置に設置されたのが、アンプやブルーレイなどの機器を設置するAVラックです。
その右側がビルトインのワインセラーを設置する収納棚となっています。吊戸棚の一部がガラス張りとなっており、背面を鏡張りしていることで、隅っこながら抜け感が生じるようにデザインしています。
その右横につられているのが、シャチ柄の黒檀突板で作った大型引き戸となります。以前僕らがお手伝いした代官山T邸で使われいた同じシャチ柄の黒檀の扉をとても気にいって下さっていたので、同じ柄の物を確保して作った特注建具です。
玄関には、タタキと框上を繋ぐ形のウォールナット製のベンチが設置されました。小さなベンチですが、側面を伸ばして、壁から伸びてきているようなデザインとしています。
その隣には、壁面状に設置した靴収納も据え付けられていました。
まだ仕上げ材のカラーガラスが張られていないので、引手部分が少し出っ張っている状態となっています。いつもは特注で作った取っ手を使うのですが、今回は初めて既製品を使ってのデザインにトライしています。
洗面所の背面の洗濯機周りの収納も設置されていました。大理石調のタイルと合わせた色味のメラミン製の造作家具です。
二つあるうちの家族用トイレの手洗いカウンターも下台の箱と上部のメディスンキャビネットが設置され、あとは手洗いカウンター待ちとなっていました。
さっきまで、無造作に壁に立掛けられていた主寝室のヘッドボードは…、
気が付くと、寝室の壁にきちんと据え付けられていました。
輸入物の人口レザーを使ったパネルをはめ込むと、
このような仕上がりになってゆきます。造作家具屋・現代製作所の藤田さん、ご協力ありがとうございます!
主寝室横のウォークインクローゼット内にも棚板が入りました。
工場で塗装し生まれ変わって再び現場に戻ってきた既存建具の吊り込みも始まっています。
造作家具と建具が入ってきたことで、一気に空間のグレード感が上がってきていること、お客さまのCさまもとても喜んでくださっています。