松濤D邸の現場で、玄関鉄扉のダイノックチート張りの作業が行われていました。
装飾のついた重厚な玄関扉ですが、新しい玄関ホールのデザインには少々重たいイメージだったので、メタリックな柄のシート張りでお色直しをすることになっていました。
ダイノックシートという名称はメーカーの3Mの商品名ですが、一般名称的にも使われています。正式には粘着剤付きの印刷化粧フィルムと呼ぶようです。
装飾の無いフラットな扉であれば、下地調整から張り終わりまで2~3時間で済ませることができるそうですが、このように細かい装飾があると丸一日程度の時間が掛かってしまうとのことでした。
今回は扉だけでなく、枠も同じ柄のシート張りにしているので、工事の取り合いの関係で、ビニールクロスより先にシート張り工事をする必要がありました。
他の部屋の工事も着実に進んでいますが、見た目はあまり変わりありませんね。床に養生がされていますが、床フローリングが張り終わっています。右下に写っているのは…、
壁にはるクロスの色に合わせて塗装して貰った巾木です。
先回は梁部分の断熱材が剥がれていた箇所がありましたが、このように現場吹きの発泡ウレタンで断熱補強もきちんとされていました。
ダイニング空間に面したワインセラー収納部分もボードが張られてきました。
LGSの下地が見えている個所は、ワインセラーの排気が通るためのスペースとなっています。天井裏のスペースまで通気されていることまで確認しました。
こちらはキッチン入り口に新たに作ったスイッチやインターフォン類を纏めたパネルです。クロスの色に合わせて少し凹んだニッチを作って貰っています。
かつては床が一段上がっていたトイレも、背面排水の便器を使い、このような下地と配管をすることでフラットにすることができました。
先々回のブログで排水が取れていなかった中間ダクトファンのドレインもこのような形で排水経路確保することができました。
内部を覗き込んで、ドレン排水管がきちんと接続されていることも、一応確認しておきました。
こちらについての費用は、前のリノベーション工事に不良工事をしたリフォーム会社の負担となっております。