先日最新型のルンバ基地のご紹介をした麹町K邸のご主人さまが使う書斎&書庫の撮影も一緒にさせて頂きました。
大学の研究者でいらっしゃるKさまの書斎だけあって、風格のある全集本から、江戸時代の希少本、ご興味のある分野の文庫本から新書まで、ありとあらゆる本が書棚に詰まっておりました。
60センチ幅の通路に沿って並ぶ本棚は、まだ下の方が隙間がありますが、元のご自宅から持ってきていない本や、大学の研究室から戻したい本などを考えると、もうすでに余裕がなくなっているそうです。
大容量の本棚の一部に、このような書斎スペースが作られております。ご主人さまが好きな赤い和紙を張ったテーブルには、スチールで作った棚や、背面には書見台を設けています。
書見台部分は上部に本棚が浮いていますが、こちらは天井裏のコンクリートスラブに打ち込んだアンカーで支えているので、200キロの加重が掛かっても大丈夫だと工務店からは言われております。吊った本棚の下面には書見台を照らすミニダウンライトもついています。
この書見台の使い勝手がとにかく良いとご好評でした。椅子を回転するとすぐに手が届く範囲にこれだけのスペースがあるので、未整理の資料を仮置きしたり、アマゾンで頼んだ本の置き場として使ったり、重たい辞典類の仮置き場として大活躍してくれているそうです。
窓際はこのように和紙張りの障子を設けて、直射日光の紫外線で書籍が傷むことを防ぐと同時に、前の道を通る車の音対策ともなっております。
奥さまが会社のちょっとした打ち合わせなどに使うスペースも、書斎の裏側に作られています。こちらには小型の本やご主人の趣味のCDがたくさん置かれています。
お二人からは、出来うるならばもう少し本棚スペースが欲しいところだが、本当にスペースの最大効率と使い勝手を考えて、ここまで緻密な設計をしてくれたこと、大満足だとの感想を頂きました!