乃木坂U邸のリビングダイニングのマントルピース上に、星型のリベットを取り付けた装飾鏡を取り付けました。
洋書のインテリア本や雑誌では、このような鏡に取り付ける装飾は珍しくありませんが、日本では鏡の専門会社に聞いても、探しても見つけることができず、仕方がなくオーダーで作ることになりました。
こちらが洋書から見つけた鏡の装飾イメージです。鏡自体も少し錆びていて、独特の雰囲気がありますね。
鏡の専門会社へのヒアリングやインターネットで色々と調べた結果、このための特別な建築部材は無いようで、ジーンズや洋服に取り付ける、リベットやスタッズで良いものを探せば良さそうなことが分かってきました。因みに、この写真の部材は共に星型ですが、左側が８ポイントスター（8点星）、右側が12ポイントスター（12点星）と呼ばれる形だそうです。
こちらがネットで実際に購入してみたリベットたちです。お客さまのUさまに見てい頂いて、指さしている小柄で可愛い8点星を使ってみることになりました。
フレームは鏡に取り付けるのではなく、みはしのモールディング部材を四角い枠状に組み白く塗装し、その中に割り付けた鏡を取り付けて貰いました。
洋書のイメージ写真のように、鏡同士の間を1ミリ隙間を開けて、その奥を黒く塗装しておいて貰い…、
事前にリベットに取付け用の棒をハンダ付けして貰ったものを接着剤を付けて交点に差し込んで貰いました。
本大理石製のマントルピースの存在感と比べると、星が小さすぎたのかも知れませんが、お客さまのUさまご夫妻はとても気に入ってくださいました。
ちょっとした工夫と努力で、素敵な装飾鏡ができたこと、僕ら設計側もちょっと嬉しくなりました。