現在解体工事進行中の高輪I邸現場に伺ってきました。養生を終えて、解体が始まってからまだ3日目でしたが、随分工事が進んでいました。
コンクリートの躯体壁を残して、すべての壁が解体されたので、100平米の空間を見通すことができるようになりました。
以前に2度ほど大きなリフォーム工事がなされたようで、その痕跡が色々な所に現れてきました。正面のコンクリート壁には、幾重もの段差があり、誰がどの段階で、何を意図して、工事されたのかの判断に困る状況でした。
こちらは竣工時には浴室だった個所です。昔の浴室のタイル床が残っていますが、部分的には解体され、モルタルで補修されていました。キッチンの床などは、長尺塩ビシートが二重に張られ、その下のシンダーコンクリートをハツッてガス配管が通っていました。
こちらは天井の様子です。ある程度は予想していましたが、部屋ごとに天井のレベルが変わっており、木製下地にボード張りの個所や、軽天下地にコンパネ二重張りの個所が入り混じって、何を基準にどうやってレベルを取ってゆくかを、現場の片岡さんと相談させてもらいました。