欧州からの輸入家具は納期が5か月ほど掛かるので、南平台N邸では、リフォーム工事に先立って、家具を発注することになっています。イタリア輸入家具のスリートップとも言えるミノッティ、とモルテーニ(byアルフレックス)、そしてこれまでは使ったことがないメリディアーニ(by中津家具)で候補を選び、それらのショールームをお施主さまと一緒に周らせて頂きました。
まず最初に伺わせて頂いたのが、最近よく使わせて貰っているミノッティでした。お施主様のNさまは、ミノッティをメインにインテリア・コーディネートをした代官山T邸のインテリアがお好きだと言ってくださっていたので、やはりミノッティは最初から気になっていたそうです。
革張りのソファを入れたいとのことで、ミノッティの皮の縫製技術力は素晴らしいので、それらのディテールも見て頂きました。
ソファーだけでなく、リビングのラグや、ラウンジチェア、ダイニングチェアなどもこちらで候補に挙げていた製品を見て頂きました。ミノッティの担当者は、僕らにとってもお馴染みの大久保さんです。
ミノッティはトライアングル店も見た上で、その足で恵比寿のアルフレックスに向かい、お目当てのモルテーニのウォークイン・クローゼット・システムを見て頂きました。プランを渡して、ある程度ラフな提案を作って貰い、その上で、細かく収納をどうしてゆくかを検討してゆくことになりました。
ダイニングテーブルの候補として、こちらリーバのヴェンゲのハギ板で作られたダイニングテーブルとベンチを見て頂いたところ、とても気に入って下さったので、改めて後日どのサイズまで搬入が可能かを確認して、見積りに入れることになりました。
因みに、こちらが後日アルフレックスの担当者の中山さんと一緒に長さ2800のテーブルを、階段を使って搬入することができるかチェックしている様子です。巾が半分に分解できるとのことで、何とか階段で持ち込むことができることが判りました。
後日、モルテーニのWICシステムの設計を受けて、どのようなレイアウトになったかの説明を受けているところです。中央の巾を少し広くして、アルフレックスに特注でアイランド収納を作って貰う提案もお願いしました。
最後に、僕らだけで周ったのが、メリディアーニを扱っている、五反田デザインセンターの中津家具さんです。中津さんはメリディアーニだけでなく、イタリアベッドのフローやフィレンツェのデザイン家具のアルケティポなども扱っていて、以前からお付き合いしてみたいと思っていた家具屋さんです。
メリディアーニは日本ではあまり知られていませんが、イタリア・モダン家具業界では、モルテーニ・カッシーナ、ミノッティに次ぐ、高級家具として知られているメーカーです。ソファーの張地サンプルの質と量を見ただけでも、その実力が判りました。