造作家具屋のキッチンが組み上がる前後に、横浜A邸の現場に石屋さんとタイル屋さんが入って、大理石のトラバーチンとタイル張りが始まっていました。
トラバーチンを張っている作業は見ることができませんでしたが、一旦全面的に養生されてしまっていた壁面を剥がしてもらい、確認させて貰いました。スラブから選んだトラバーチンでしたが、気になる灰色の部分を上手く省いて張ってくれていました。きちんと横方向にブックマッチで展開して、柄がきれいに繋がって、とてもきれいでした。
壁端部の折り返し部分まで柄が繋っており、重厚感と軽やかさを同時に感じられる仕上がりになっていました。トラバーチン特有の孔で、結構大きく抜けている個所が多数あったので、目だった箇所は埋めて貰うようお願いしております。
トラバーチン壁の反対側の、リビング壁一面にタイルが貼られています。こちらのタイルは、イタリアのマラッツィ社のグリスフルーリーというタイルです。
トラヴァーチンは磨き仕上げなのに対して、こちらはマット仕上げのものを採用しています。下部は、造作家具でAVボードを組み込むために隙間を作って貰っています。
本日はお客さまもリノベーション工事の進行状況を見たいと現場に来て下さいました。皆ベージュートーンながら、質感やツヤ感が違っている大理石のトラバーチン、マット仕上げのタイル、そして天井のオーク羽目板のマッチングを喜んでくださっていました。
つい先日組み上がったばかりのキッチンの壁のタイル張りも始まっていました。
こちらのタイルもマラッツィのグリスフルーリーですが、色味を変えています。変則的な割り付けにしているのは、壁付けコンセントの欠き込みを考えてのことです。
キッチン内部に立ったアングルの写真です。タイル張りの範囲が良く判りますね。
キッチン組み立て中のブログでは上手い写真が撮れていなかった、横面側の家電と冷蔵庫置き場です。柱型やカウンター奥の壁には、カラーガラスとキッチンパネルを張ってゆく予定です。
玄関とリビングとダイニングキッチン以外の空間も工事が順調に進んでいます。こちらは大きなウォークイン・クローゼットのある主寝室です。
以前のレイアウトをほとんど変えず、枕棚を白ポリからチークの木目調のメラミンに変更していますが、ハンガーパイプのレイアウトはほぼそのままです。クロスと間接照明などで、どこまで雰囲気を変えられるかにチャレンジしています。