本日発売の雑誌「家庭画報」に港区R邸リノベーション事例が掲載されました。
昨年までの家庭画報では、豪邸を年に1回特集していたそうですが、今年は新たな試みとしてマンションを「オートクチュール・リノベーション」で豪邸に変えるというテーマで特集を組んだとのことです。
一般にマンションリノベーションというと、古いヴィンテージマンションを再生するイメージですが、築浅や新築など築年数にこだわらず、建築家やインテリアデザイナーに依頼してお客さまの理想の住まい&インテリアにする方が増えているとの分析で、このような特集を組んだそうです。
この特集の扉写真も港区R邸の玄関ホールからリビングへと通じる扉が採用されています。
夜景も含めた、きれいな写真多数と読み応えのある文章が掲載されています。取材時のお客さまからのお話しで、デザインだけでなく、暮らし方や細かい収納まで丁寧に設計したことを評価してくれている内容になっており、僕らにとっても本当に嬉しい限りの特集となっています。
更にはリノベーション特集ならではのビフォーアフターの写真や、細かい素材や収納方法などについても細かく丁寧に取り上げてくれています。
実は、この企画の話を最初に頂いたのが今年1月で、その際には最新のマンションリノベーション事情をご説明するとともに、「豪邸特集」に相応しいと思われるプロジェクトを3つほど候補として挙げさせてもらいました。他に取り上げる事例との調整が必要だとのお話しでしたが、この港区R邸には最初から相当なインパクトを感じてくださったようで、すぐにご連絡があってこちらのプロジェクトでお願いしたいとの依頼となりました(写真はロケハン時のものです)。
撮影の前に、どのような状態で現在暮らしていらっしゃって、もし小物やお花などを撮影用に持ち込むとしたら、どのようなものが良いのか、また、写真のアングルなども事前に研究したいとのことで、Rさまにお願いしてロケハンを行わせて頂きました。
ロケハンには家庭画報の編集部から和泉さん、編集部OBで現在はライターの安藤さん、そしてカメラマンの齋藤さんが来てくれました。撮影では、日差しの角度や外の景色の映り込みなどにも注意する必要があるとのことで、図面でも設計意図を説明いたしました。
撮影当日は相当忙しくなるので、このタイミングでRさまの奥さまにも色々とお話しを伺わせて頂きました。
当初は、午前中から撮影を始めてと考えていたようですが、夜景も撮影したいとの話に進展して、午後からの撮影でも問題ないかを奥さまに相談させて頂きました。
そして、いよいよ撮影当日です…。
ちょっと判りにくい写真ですが、キッチン側からダイニングを撮影するアングルから撮影が始まりました。
デジタルカメラで撮影するので、撮影した写真をパソコンに飛ばして、すぐに編集部の方々が画角やアングルや明るさなどを確認してゆきます。ロケハンで都合でいらっしゃれなかった編集部の白川さんも来て下さり、こちらからの設計担当の前田君、インテリア担当の間瀬さん、そして工事とプロデュースのリフォームキューの坂本さんと大人数での撮影となりました。
ロケハンで撮影する場所と順序も決めていたので、スムーズに撮影を進めてゆくことができました。
途中、誌面に使う、僕各務のプロファイル撮影を挟んで…、
細かいディテールや小部屋の難しい撮影もしながら…、
見開きで使う、一番重要な奥さまがリビングにいらっしゃるメインカットの撮影へと進んで行きました。奥さまの顔色が美しく映えるように、手前左側に見えているレフ板の位置を調整しながら、何枚も撮影していきました。
暗くなるまで少し時間ができたので、Rさまの奥さまが入れて下さったお茶と、家庭画報編集部が差し入れてくれた菓子パンを頂きながら、しばし歓談し、最後の夜景撮影へと臨みました。
夜の8時頃に撮影とその後の後片付けがおわり、当日の撮影に立ち会った関係者(リフォームキューの坂本さんは用事があって先に帰っています)揃っての記念撮影です。長時間の取材、撮影どうもお疲れさまでした!
事前のロケハン&取材から約8時間の撮影を経て、ついに発売になった家庭画報の豪邸マンション特集、是非お手に取ってご覧ください。