リノベーション計画がゆっくり進んでいる代々木上原I邸ですが、キッチンはIさまのひとめ惚れ(!)で決まったアムスタイルとの打ち合わせでショールームに伺って参りました(マスクをしておりませんが、全てコロナ以前のものです)。
素材の活かし方やディテール、色の組み合わせに加えて最新の設備を取り込んだアムスタイルのスタイルと、今までお客さまと僕らで考えてきたリビングダイニングのインテリアとどう合わせてゆくかが一番の難関だと思っております。
コンパクトなスペースの中に、生活感がないが、十分使えるキッチンをどうレイアウトするかという問題で、シンクの大きさもミニマムを狙ってゆくことになります。
スタイリッシュなビルトイン機器にもIさまがご興味を持ってくださっていますが、無駄は省かないといけないので、こちらのエスプレッソ・マシーンは残念ながら採用できなさそうです…。
キッチンのカウンターだけではなく、キッチンからダイニングへと繋がる壁材としても使いたいとIさまをお話をしていた、イタリア・フィアンドレ社の大判タイルを、アムスタイルの設計担当の桑原さんに見て貰いたかったので、代官山から目黒のアークテックまで、同行をお願い致しました。
フィアンドレタイルを扱っているイタリアからの輸入建材会社のアークテックでは、増田社長が直々でご案内をしてくれました。
これまで小さなサンプルで確認して頂いていたブライト・オニキス柄の大判サンプルを見せて頂きました。
同じブライト・オニキスでも4種類の柄タイルがあり、それらを増田社長に説明して貰っています。
なるべく模様の薄い、こちらのようなサンプルを使いたいというのがIさまのご希望でした。ただ、あまりに柄がないものを大きな面で使っても、モヤモヤとした雲のようにしか見えなさそうなので、うまく柄があるものとないものを使い分けて、デザインをして行くことに決まりました。また、キッチンは壁だけでなく、キッチンカウンターも同じ柄が揃えられるサピエンストーンを使うことになりました。