渋谷区Q邸のリノベーション計画も大分内容が煮詰まってました。オーダーキッチンのリネアタラーラの水谷さんに来てもらい、今お使いのキッチンを実地で見ながら、最終的な打ち合わせを行うこととなりました。
今回の工事では、リネアのキッチンはお客さまとの直接契約で、施工会社青とのリノベーション工事の本体契約とは別途になりますが、青が作る造作家具や建具との絡みがあるので、青の片岡社長にも打ち合わせに同席して貰いました。
今回のキッチン打合せのメインは現地の光環境の中で、候補に挙がっているキッチンカウンターや扉面材の候補として挙がってきたものをすべて揃えて、それらのマッチングを確認することとなっていました。
各素材の中でも扉面材の候補が大量にあったので…、
暫定で決まっていた、キッチンカウンター素材のフィアンドレの大判大理石調タイル(アークテック)や、エンペラドールのアンティーク加工材(日本辰華)、壁に使用するリストーネジョルダーノ(ADワールド)の素材と各扉材を並べながら、相性を確認してゆきました。
話が煮詰まってきたので、気分転換を兼ねて、奥さまが今のキッチンで気になっていることを水谷さんに説明して頂きました。奥さまの信頼暑い水谷さんが、それらの解決方法バシバシ提案してゆくのもすごい様相でした…。
こちらも気分転換で選んでいただいた、玄関タタキ部分の大理石です。
もう少し気分転換(笑)で、寝室の壁の特殊塗装の色味も選んで頂きました。
最終的には、他の素材とのマッチングも重要なので、Qさま邸のリビングの一角に設けられている各種仕上げ素材のサンプルコーナーに並べて、素材を最終決定することができました!
こちらは、青がサンプルとして作ってくれた、既存建具の塗装サンプルです。元々が高級な無垢材の框扉が使われていたので、それらを廃棄するのは勿体ないが、今のメープルの生地の色味は、新しくできる空間にはマッチしないとのことで、不要な扉を青の下請けの造作家具屋の現代製作所に取りに来てもらって、ご希望の色に染めて貰ったものです。
ただ、リビングダイニングで大きく使う予定のフローリング材(望造)と比較すると、染色した扉は木目が消えてしまっており、色もベタッとして見えるので、違う方法での染色を研究して、新たなサンプルを作って貰うことになりました…。
その他、新しくオーダーする予定の家具のお見積りや、お手持ちのロルフ・ベンツのソファの張替え生地の候補などについてもお打合せや、
カーブしたリビングの窓際のフローリングの張り方等、より実務的なことについてもお話をさせて頂きました。