大型リノベーション(290平米!)の文京区S邸のSさまご一家ですが、こちらは転居用に新しくご購入なさったお住いで、現在は新宿区内の別のマンションにお住まいです。
こちらのお宅も200平米の大型住戸とのこと、今のご自宅のアートや本、一部の家具などは再利用なさりたいとのことで、打ち合わせを兼ねて見学に伺って参りました。インテリアがお好きなSさまが、ご自身たちで誂えた大型の家具や照明器具、カーテン等が入ったとても素敵なお宅でした。
アメリカに駐在していた時に買ってきた家具や照明とのことで、日本やイタリア等の家具と比べると一つ一つが20~30パーセントほど大きく感じました。当初は、こちらのお宅をリノベーションすることも考えていたそうですが、お子さま含めての家族4人で、もう一人か二人は子どもが欲しいと考えていらっしゃることを考えると、ちょっと手狭なので、新居をご購入なさったとのことでした。
元のキッチンは閉じたキッチンだったとのこと、やはりご自身たちで大工さんをお願いして壁を撤去して、アイランドカウンターを作って貰ったとのことでした。これでも十分広いキッチンですが、やはりご自身たちが考える理想のキッチンとは違っているとのことでした。
こちらはキッチン裏にあるパントリー収納です。食材の乾物類や瓶、缶詰類から水回りのストック類などが詰まっており、これでは必要な広さの半分ほどしか賄えていないとのことでした。
メインの水回りはダブルボウルの洗面カウンターに大型なお風呂にトイレと充実した広さですが、やはりインテリアテイストは全くご希望とは違っているとのことでした。
お二人の洋服がびっしりと入ったクローゼットです。パンパンに入っているので、これ以上好きな洋服を買うためには、今の服を捨てないといけないくらい詰まっているので、もっと余裕のあるクローゼットになさりたいとのご希望でした。
右が新宿区の現在のお住まいで、左がご購入なさったお部屋をリノベーションする僕らのご提案です。LDKと主寝室の大きさを同じスケールにして比較して資料です。主寝室はほぼ同じ広さで、リビングダイニングは新居の方が幅が広くなっているので、30%増し位の広さ、キッチンもクビれた個所が無くなりフルオープンなので、広くなっています。ただ、パントリーは以前と大きさが変わらないので、場所を移すことも含めてもっと大きな案を考えて欲しいというご依頼を頂きました。
現地調査の後は、間取りと素材の打ち合わせをさせて頂きました。方向性としては好きなものが集まってきていると喜んで下さっていますが、まだ決め手には欠けているので、もう少し素材も集めることとなりました。