Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

カーテンポールの選び方について

文京区S邸

クラシカルなお宅で良く使われるカーテンポールですが、最近はエレガント系のインテリアのご相談のお客さまからも良く話題が上がります。日本ではカーテンポールや装飾カーテンレールと呼ばれますが、英米ではカーテンロッド(Curtain Rod)と呼ばれています。

イメージ写真は、お客さまの好みのAmber Interiorから借用したものです。今回はこれと全く同じものではありませんが、日本で手に入る最高級品質のフランス製のHoules(ウレスと読みます)のカーテンポールから選ぶこととなりました。

ウレスの本国サイトを見ても、仕上げが良くわからなかったり、組み合わせが分からないなどで中々選択が進まなかったので、日本のウルスの代理店のAnonimo Design(アノニモ・デザイン)の黒澤さんに相談したところ、サンプルブックを本国から取り寄せてくれました。

中身はこのようになっており、カーテンポールのシリーズと太さと仕上げが分かるサンプルが詰まっていました!

早速、Sさまの奥さまとの打ち合わせに持って行って確認して頂きました。当初から金属質の黒いポールが良いと仰っていましたが…、

シンプルなデザインのロッドでこのような金属質の鈍い黒のものがあることが分かり、とても喜んでくださいました。

アノニモ・デザインの黒澤さんと嘉納さんに色々と調べて貰うと、シングルポールでカーテンを1枚掛けるだけだとシンプルな支えだけで良いのですが、ダブルポールでレースとドレープの2枚掛けとなると、重量もかなりのものになるので、支えの構成が複雑になることが分かりました。

今回選んでいるシリーズでいうと、このような形で斜め下から支える材は必要になるのです。ただ、各部品の寸法は判りますが、上のサポートと下のサポートの距離などの細かい寸法がこの資料では判りません…。

またまた、黒澤さんにお願いして、購入することを前提として、1セットポールとサポートセットを取り寄せて貰いました!

ポールと組み合わせるとこのようなスタイルになります。

因みに、こちらがカーテンリングとなります。

窓の両端であれば、これはこれで良さそうですが、大きな窓の中央部にこれが来ることになるのは何とも避けたいと考えていたところ、中央には天井から支えるサポートがあることを黒澤さんが教えてくれました。これはSさまの奥さまが事務所に来てくださっての打ち合わせの際に黒澤さんと嘉納さんに来てもらってサンプルをお見せしている様子です。

この日は、Sさまの好みの麻のカーテンのサンプルも、アノニモが扱っているZimmer Rohde(ツィンマーロード)のコレクションから幾つか持ってきてもらいました。

具体的なカーテンを選んでいるうちに、当初は寝室には薄いレースのカーテンと厚手のリネン(麻)のドレープを考えていらっしゃったSさまですが、寝室にはレースとドレープの中間程度の透け感のあるリネン1枚にしてもよさそうだとのお話になり、サポートのこともこれで解決することができそうです。

全ての窓のカーテンポールが1本でよいとなると、サポートもシンプルなもの一つだけで済ませることができます。そしてウルスの優れているところは拡張性があるところなので、やはり寝室には2枚欲しいということになったら、天井サポートを使ってカーテンポールを2本に後日の工事で増やすこともできるのです。

後は仮に選んだリネン生地の縫製です。上記の画像はRoomfortuesdayから借用したものです。日本のカーテン縫製の一般的なものは、2段目の2倍ヒダや3倍ヒダですが、Sさまはそれは好みではないとのことで、3段目のEuro Fan Pleatで進めたいとのことになり、この縫製サンプルを作ってもらうこととなりました。この特殊な縫製は普通のカーテン屋さんではできないとのこと、こう言ったことに詳しいアノニモの黒澤さんに協力してもらって、本当に助かりました!