弊社、カガミ建築計画がお手伝いする大型マンションリノベーションでは、ウォークインクローゼット(以下WIC)をシステム家具でご提案するケースがより多くなってきました。イタリアハイブランドであれば、モルテーニやポリフォームやB&Bイタリア、日本製でもGIGIもかなりクオリティーの高いクローゼットシステムを組むことができます。中でも、デザイン性とコストパフォーマンスに優れたポリフォームが一番採用例が多いのですが、今回の新宿T邸もポリフォームを採用しております。
ちょうど組みあがったところを、弊社の設計担当の岸本さんがチェックしている様子です。時間を遡って、組み立ての順序をご紹介いたします。
まず最初は、マンションへの部材の搬入と開梱です。
今回はウォークインクローゼットを挟んで2つの寝室があり、広いスぺ-スがあったので、ノックダウン方式の方立や棚板を主寝室側に、
箱が組みあがったところで差し込んでゆく引き出し類を洋室に移し替えて、おいてありました。
まずは底板を並べて、そこに方立を立てて、垂直水平を確認しながら、天板と棚板を組んでいきます。後からは差し込めないコーナー部分から組み上げてゆきます。
今回はコーナーが2か所ある、長方形のプランとなっています。
こちらは発注前にポリフォーム側が用意してくれた3Dイメージです。
コーナーを組み上げたら、横に底板を広げて…、
方立と天板とバックパネルを順番に組み上げていきます。このウォークインクローゼットには窓があるので、その部分だけはバックパネルに現場で実測しながら開口を設けて貰いました。
端部にはフィラーを入れるのですが、濃い灰色のゴム状のフィラーとなっています。因みに、今回の工事ではWICの組み立ての前にクロスで壁を天井を仕上げて貰っています。
また、今回はWICの天井高さが2700ミリと高く、上部に可動式のバッグ収納を設けたので、特殊な加工をして貰っています。
発注前の打ち合わせの様子は、以下のブログでご紹介しておりましたが、
その後も二転三転がありましたが、こちらが最終的なレイアウト案となっています。
そして最終的に組みあがった様子がこちらです。引き込み扉の表面を姿見代わりの鏡張りにしているので、より奥に広がっているように見えますね。
開口部がある側のWICがこちらです。上部には背の高いバッグと低いバッグ用の可動整理棚をうまくつくることができました。
開口部には、洋服が紫外線で傷まないようにブラインドを設けました。
以下は、これまでにポリフォームにお願いした他のプロジェクトのウォークインクロゼット事例です。
関西I邸のWICです。
渋谷R邸のWICです。
港区X邸のWICです。