大型マンションリノベーションの文京区S邸の補修工事が完了し、無事お引き渡しとなりました。

先日のお客さま検査後の補修箇所を一緒に回り、ザっと確認して頂いた後は、すぐにキッチンの取り扱い説明へと移ります。

まずは食洗器やオーブンといった、ビルトイン機器のご説明からです。キッチンをお願いしたリネアタラーラの牧野さんとガゲナウからも応援の説明の方が来てくださっています。

当日は、Sさまの奥さまだけでなく、お料理の片付けや洗濯、お子さまの世話もしてくださる通いの家政婦の方も一緒に説明を聞いてくださいました。

奥さまと家政婦の方がキッチンの説明を受けている間、ご主人さまはガス設備や電気の説明を分担して聞いてくださっています。

特に弱電のWIFI設定のことを詳しく知りたがって、電気屋・ムラデンのヤマト君を質問攻め(笑)にしていました。

ビルトインのワインセラーの説明だけは、ご主人も聞きたいと言って熱心に駆けつけてくださいました!

浴室とシャワーの取り扱い説明は、東京バススタイルの和久田さんです。こだわりが詰まった浴室とシャワー室は、本当に気に入っていると仰ってくださいました。

実は、このお引き渡しの日の午前中に、ぎりぎり間に合った書棚のこぼれ止め金物を造作家具屋・現代製作所の工場長が取り付けてくれました。

全部で8枚の棚板にこぼれ止めを取り付けてくれました。因みに、「こぼれ止め」とは棚の上に置かれたものや本などが落ちないようにするためのストッパー金物で「転び止め」とも言います。

無垢材で作った重厚な棚板にあう、ちょっと武骨なこぼれ止めで、これもSさまはとても気に入ってくださいました。

本来は、お引き渡しをしてから取り扱い説明をするのが本筋ですが、説明をしてくれる各職方の都合で、前後が逆転して、夕方すっかり暗くなってからお引き渡しの手続きをさせて頂きました。Sさまご夫妻から、素敵な家を作ってくれたことを感謝して頂き、僕ら設計側も施工の青の片岡社長も、現場監督の織田さんもとても嬉しいひと時となりました。
お引き渡し後も、まだ間に合っていない工事が幾つかあるので、一旦お返ししたお部屋の鍵をもう一度預からせて頂くこととなりました。