無事お引き渡しを終えた大型マンションリノベーションの文京区S邸の工事前と後の写真を比較したビフォーアフターをご紹介いたします。

同じアングルからの写真なのですが、奥の壁のプロポーションが似ているのであまり広がったように見えませんが、左側窓の奥の柱型からその奥にまでキッチンが広がっているのが判るでしょうか?右側の玄関ホールの壁も追いやっているので、玄関入ってからの奥行きがかなり大きくなりました。

平面図のビフォーアフターの方が判りやすいかもしれませんね。左がビフォーで右が工事後のアフターとなります。赤で示されたキッチンの位置が大きく変わり、アフターのキッチンはかつての主寝室に付属した浴室や洗面トイレ部分まで食い込んでいます。キッチンサイズもかなり大きくなり、横にはウォークインのパントリーも設けています(右図のピンク部分)。こちらのお宅、玄関が二つあり、直接リビングダイニングにアプローチするこちらの玄関以外に家族用の玄関があるので、大きかった玄関ホールをコンパクトに縮小しています。りびんぐとダイニングの位置も入違っていますね。

玄関扉を開けた際に見える景色です。床は冷たい無機的な色味のタイルから、優しいフローリングに変えており、折り上げ天井の装飾もシンプルにしています。

かつてキッチンがあった部分を壁掛けテレビが入った飾り棚コーナーとしています。左奥に見えている玄関ホールの壁の奥行きが浅くなり、かつコーナーを斜めにカットしたことで空間の広がりが生まれています。因みに、お客さまもこのキッチンは新しく作られたものだったので、壊すのは勿体ないと仰ってくださっていましたが、いかんせんサイズがご希望よりかなり小さく、かつパントリーもなく、なにより家の中での場所が悪く(L字型の先端でお子さまのエリアに対して全く見通しが効かない位置で下)、泣く泣く作り直すことになりました。

新しいキッチンの部分もこのような斜めからみたアングルの比較だと分かりやすいですね。それにしても大きなキッチンですね。アイランドカウンターのサイズが長手で4150ミリ、短手で1300ミリで、天板は50ミリの無垢大理石です。サイズが大きいので、厚みの迫力が伝わってきませんね…。

このビフォーアフターはちょっと判りずらいですが、正面左側の窓が同じ窓で、かつては浴室の窓だったものが、リノベーション後はキッチンのシンク前の窓になっています。

こちらは逆方向に見返したアングルのビフォーアフターです。かつての洗面所がキッチンに代わっているのがちょっと不思議ですね。下のアフターの写真の正面、ガラス扉の奥にパントリーがあるのでっすが…、

かつては洗濯機が置かれていたユーティリティーだったものを入り口の位置から変えてパントリーにしています。

空間の配分を使い勝手に合わせてリノベーションで変えてゆくことで、かなり空間が大きく変わることが判って頂けましたでしょうか?