世田谷N邸リノベーションでは、引き込み扉を多用しているので、壁の垂直精度が重要となります。
解体時にわかった壁の不陸や壁面のズレを、小さな寸法の時には左官で、大きな寸法のズレの際には木製下地とボードを使って、丁寧に直して貰いま した。写真に見えるリビング中央を走る梁には、照明のレールを埋め込む予定なので、その部分も事前にフカして貰っています。
2~3ミリの壁の誤差は、このように左官屋さんに薄塗りのモルタルで補修して貰います。一度に厚く塗ることができないので、中途半端な10~15ミリ程度のズレが一番悩むところです。
こちらが、壁の凹んでいた部分のみを薄塗りで平滑面に調整して貰った箇所です。
現場では壁下地工事と同時に建具の枠取付け工事も進行しています。
洗面からトイレへの扉の枠があっという間に取り付きました。床にどうしてもレベル差が出てしまうので、その部分を納めるディテールスケッチも現場に渡してあります。
壁と天井の最終仕上げを施主DIYのポーターズペイント塗装とする予定なので、ボード面もヒビが入らないように丁寧に仕上げて貰うことになります。