4月中旬の竣工引渡しへ急ピッチで進んでいる六本木T邸の現場に、造作家具が搬入され、取付けが始まりました。
搬入だけで一日掛りで、今日から取付けでしたが、全部据え付け終わるまで4日ほど掛かるとのことでした。写真の書斎背部の棚は、既存の二つの窓の位置にピッタリ合わせているので、最も神経を使う家具だったようです。
寸法を窓に合わせて微調整することや、エレベーターのサイズを考慮して、大きく4分割された家具を現場で削り合わせながら取り付けている様子です。
僕らの設計の指示に従って、家具屋が作ってくれた図面です。解体後に、家具の背面に取り去ることができない物が現れたので、下部の引き出しと収納の奥行きを変えて対応して貰っています。
同時に、寝室の大型クローゼット家具もセッティングが始まっていました。こちらは箱自体は簡単な作りですが、扉がフラットに納まる引き戸で計画しているので、水平と垂直を確認することに神経を使っていました。
こちらは、搬入されたばかりでまだ据え付け前の家具たちです。現在は大きく部屋の中央に場所を占めていますが、これが据え付けが済むときれいに壁面に収まってくるのが、何度経験しても不思議な感覚です。