Author Archives: Kenji Kagami
2016.03.18
スタイリッシュリノベーション赤坂S邸の竣工検査
[赤坂S邸]
最初のリノベーションご相談から1年掛かって、ようやく赤坂S邸のリノベーション工事がほぼ終わり、お施主さまのSさまと一緒に竣工検査をさせて頂きました。
こちらは毎回ほぼお決まり(?)のお施主さまと関連工事担当者一緒の記念写真です。左からリフォームキュー(RQ)の設計・営業担当の岩波さん、東京バススタイルの和久田さん、弊社担当の前田君、お施主さまのSさん、RQの現場監督の鈴木さん、同じくRQの石原部長、そして僕、各務です。キッチンでお世話になったアムスタイルの設計・営業の宮本さんと現場監督の寺口さんは、残念ながら先に帰ってしまい、一緒に撮影できませんでした。
このような形で約1時間半ほど掛けて、Sさまと一緒に皆で各部屋を回って、塗装のムラや欠け、建具や造作家具の不具合がないかを見てゆきました。
幾度も設計変更してデザインしてきた洗面所の出来には、とても満足してくださいました。
僕らにリノベーションのご相談を頂く前から、ショールームに足しげく通ってくださっていた東京バススタイルのオーダー浴室では、和久田さんが取扱い説明を先行して行ってくれました。
何より一番こだわってきたアムスタイルのキッチンの検査では、全ての収納扉の開閉チェックまで行いながら、暮らし始めた際にどこにどのようなものを収納してゆくかをご一緒に考えさせて頂きました。
検査の隙に撮影してみたLDKの全容写真です。リノベーション前の以下の写真を比較して頂くと、どれだけ変わったかが判りやすいと思います。因みに左側の壁に黒く見えている四角い部分は、壁掛けテレビを埋め込むためのニッチで、下部にAV収納を埋め込んでいます。
ほぼ同じアングルの写真ですが、キッチンをオープンにして、無駄に幅広かった廊下をLDに取り込んだことで、広さがグンと広がったのが判るでしょうか…。
こちらは主寝室です。部屋のレイアウト上、お子さまのお部屋を窓ありにしたので、主寝室には窓が無くなってしまいました(といっても、建築法規上は引き戸で2室1室の考えで採光条件は確保していますが)。窓がないことを逆手に取って、シックなウォールナット製の造作棚と間接照明、そして静謐な雰囲気をたたえる上品な堀田カーペットの絨毯がとてもうまくマッチしてくれました。
お引渡しのタイミングまでにキッチンカウンター上にペンダント照明を決めて、取り付けて貰う予定となっていたので、これまでに候補として挙げてきた照明器具の原寸シートを作って、このような形で現地に浮かべた様子を見て頂き、器具を決定して頂きました。
検査後にリフォームキューの石原さん&岩波さん、うちの前田君にSさまがキッチンカウンタ‐に集まって、お引渡しまでのスケジュールを打ち合わせている様子です。まだリビングに家具がないからかもしれませんが、自然と人が集まるキッチンカウンターで、毎回打合せの度にこのようなスタイルでお話をさせて頂きました。
2016.03.14
水まわりアクセサリーのショールーム巡り カワジュン・コーラー・セラ
[成城Z邸]
細部にもこだわりをお持ちの成城Z邸のお施主さまと一緒に、水回り器具と水回り金物(アクセサリー)のショールーム巡りを致しました。
最初に伺ったのは、事務所の定番でもある乃木坂のセラでした。浴室のシャワーや洗面所の手洗い器具を中心に見て回りました。
設計施工でお願いしているリフォームキューの森井さんも同席して貰い、どの箇所のどの設備と器具を決めたいのかを説明して貰いながら、ショールームを見学して回りました(因みにこちらのプロジェクトでは僕らはデザインアドバイスの契約となっています)。
写真のようなペデストールタイプのシンクや、ちょっとクラシカルでエレガントな雰囲気のある水栓ではZさまが気に入るものが見つかりましたが…
トイレットペーパーホールダー(紙巻器)やタオル掛けなどの水回りアクセサリー類には良いものが見つかりませんでした。
次に伺ったのが、こちら箱崎町にあるカワジュンのショールームです(箱崎町の東京シティーエアターミナルの建物の中です)。
こちらには初めて伺いましたが、大きなスペースに多種多様な金物類が展示されていました。アクセサリー類としては、紙巻器やタオルリング、タオル掛けやフック類に拡大鏡まで、さらには手すりや扉のレバーハンドル、取っ手類などがありました。
紙巻器やタオルバーは良いものが見つかり、さらに扉のレバーハンドルでも、こちらのデザインのものを気に行ったとのことで、採用することに決まりました。
ショールーム入り口入った所には、同じデザインの取っ手に違ったメッキを施したレバーハンドルが多数展示されているのが、何よりの圧巻でした。ニューヨークでリノベーションの修業をしていた事務所では、メッキの違いを色々と教えて貰いましたが、こんなに多様なメッキがあることはついぞ知りませんでした…。
最後に伺ったのが、こちらコーラーのショールームです。場所が高輪と、僕らの事務所からも近いのですが、こちらにも伺ったのは初めてでした。
エレガント水栓が数多く展示されており、シンプルモダンな日本のデザインに飽きた人にはとても面白いショールームだと思います。
Zさまも、多様なデザインとメッキの種類には感心してくださいました。良さそうなものも見つかったのですが、サイズ感が少し違っていたのと、ペデストール型シンクとの相性で今回は採用することができなさそうです…。
ただ、このように一つの洗面所+浴室を、一つのシリーズの金物類で纏め、メッキの色味も統一できることは、僕らにとっては新しい発見でした。今回は残念ながら使えなさそうですが、また別の機会に使えればと思っております。
最後の2枚はオマケです。白金台の建材商社のコンフォート社から借りていたファブリカのシェ・シリーズのカーペットサンプルを、カワジュンのショールームでZさまに見て頂きました。
厚みが十分にあり、触り心地もフカフカないかにもアメリカ製のカーペットですが、何より色味の豊富さにZさまも喜んでくださいました。長い一日掛りのショールーム周り、どうもお疲れさまでした!
2016.03.10
デ・マヨ(de Majo)のシャンデリア組立て@白金高輪N邸
[白金N邸]
2年ほど前にリノベーション工事が完成していた白金N邸に、追加注文で発注していたイタリアのデ・マヨ社のシャンデリアが届いたとの連絡があったので、取付け&吊り込み工事の見学に伺って参りました。
まずは最初に、無事取付けが終わったモダンデザインの涼やかなシャンデリアの様子です。
到着した部品は、全てこのようにバラバラの状態で箱詰めされて届きます。まずは部品の欠品がないかを確認の上、取付けをお願いしているリフォームキューのスタッフと電気屋の望月さんで組み立て始めます。
一つ一つの部品は、イタリアのムラノガラスでできた、とてもデリケートな作りになっていますので、発泡スチロールの板の上に保管してゆきます。
出来上がってきた部品を、電気結線しながら組み立ててゆくのは電気屋さんの仕事です。因みに、箱を開けてからここまでの作業で4人掛かりで2時間近くかかりました…。
天井からの配線にシャンデリアの線を結ぶ様子です。元々ダイニングの天井には、後日シャンデリアを設置できるように、電気の配線取り出し口を用意してあり、重量的にも20キロ相当の重さに耐えるように補強して貰っていました。
無事取付けが終わったシャンデリアとダイニングの組み合わせ写真です。サイズ、色味、明るさ共にきれいに収まっています。
ダイニングに座って見上げた様子です。天井の丸い折り上げ形状と、メダリオンやレーリングともピッタリ合っています。
こちらはシャンデリアのタイプとサイズを決めるために行った、昨年の打ち合わせ時の様子です。実物大に拡大コピーしたシャンデリアの平面イメージを紙に貼って、実際にその場に置いてサイズ感を確かめたうえで発注しているので、サイズに間違いがないのです。
スタッフの竹田さんと一緒にお施主さまご夫妻と打ち合わせをしていた時の様子です。
最後のこちらの写真は、スタッフも前田君が実物大コピーを張った紙を切っていた時の様子です。結構面倒な作業ですが、この確認作業のお蔭で間違いが発生しないので、これからもこのようなチャンスがあれば、スタッフ一同で頑張ります!