Author Archives: Kenji Kagami
2012.05.02
最終増減見積りのご説明@田園調布F邸
[田園調布F邸]
約一ヶ月前にお引渡しを済ませた田園調布F邸に、工事費の最終的な増減を纏めたリストを持って、共同設計者のイン・ハウス建築計画の中西ヒロツグさんとスタッフの川野君と一緒にご説明に伺って参りました。
解体の途中で判明したシロアリの被害や、その後の仕上げ変更等で発生した増減については、その都度ご説明していましたが、お引渡し+引っ越しが迫った外構部分の増減については、きちんとご説明が出来ていない部分もあったので、それを中心にお話を致しました。
引っ越しの最中に伺って以来でしたので、家具が置かれ、生活が始まった空間を拝見したのは初めてです。キッチン上部と吹き抜け部分に設けた間接照明は、お昼でもちょっと暗い日には点灯しているそうで、空間がのびやかに感じられました。
1階の奥にある子供のプレイエリアです。チェリーの床材と窓の外の楓の新緑がきれいに映えていました。幼稚園に通っている上の二人のお嬢さま、UちゃんとHちゃんたちのお着替えが置かれているだけで、まだ本格的には使われていないようでした。
こちらは2階の女の子たちの寝室です。ピンクの壁紙と現しになった梁、そして可愛らしいベッドやテントが本当に上手くマッチしていて、女の子であれば、だれでもが喜んでしまうようなインテリアに仕上がっていました。
ご長男のS君は、まだ2歳なのでこちらの部屋は古い家具が置かれた、洒落たアトリエ/休憩室のようなしつらえになっています。
子供たちはすっかり建物に慣れて、僕らを秘密の隠れ場所へと案内してくれました。こちらの子供用扉のように見えるのは、階段下の収納の玄関側からの取出し口です。スキー板や海の遊び道具などを、玄関から収納へ直接入れることが出来るように作った小扉が、このような形で活躍してくれているのも嬉しいものです。午前中1時間ほどだけ伺う予定だったのが、すっかりリラックスして、ランチまでご馳走になってしまいました。Fさまどうもありがとうございました!
2012.05.01
マンションリノベーションの清祓い
[杉並区S邸]
杉並区S邸のマンションリノベーション着工に当たって、地元の氏神様を祭る神社の宮司に現地に来ていただき、清祓いをお願いいたしました。
このマンションの建設当時の地鎮祭も執り行ってくださった宮司さんだったので、建設当時の話も伺いながら、Sさまの奥様、工務店青の片岡さんと八木君、カガミ建築計画の各務と渡辺で、清祓いに参列させていただきました。
マンションリフォーム・リノベーションではあまりお祓いをするケースは多くありませんが、ただ単純に工事をスタートするだけと違って、最後にゆっくり現場の状態をみながら、お施主様と施工と設計が集まる機会を作るのもよいものだと感じると同時に、お祓いを済ませたことで、清々しい気持ちになりました。
盛りだくさんの野菜や果物などのお供え物が、ちょっと殺風景だったスケルトンの現場に彩り(とスルメの香ばしい匂い?)を与えてくれました。
清祓い後の記念写真です。無事お祓いを済ませ、関係者でゆっくり話すことができて、これからの大変ではあっても実りあるに違いないリノベーション工事に対して、改めて気合が入ってゆくのを感じておりました。
お祓い後は、青の片岡さんと八木君はレーザーを使って、変形の浴室と洗面の既存状況を再度実測してくれました。
その間に、僕は設計はワイヤーブラシを借りて、コンクリート素地で仕上げる予定の壁についている、GLボンドの跡を上手く削れるかをチャレンジしてみました手でも結構きれいに剥がせることが判ったので、この試した箇所を後日お施主様に確認してもらうことにいたしました。
お昼前に来てくれた水道屋さんと青の片岡さんと浴室の詳細を詰めている様子です。青が起こしてくれた施工図を基に、細かい寸法の押さえなどを確認させてもらいました。まだ細かい微調整が必要になりますが、何とかうまく収めることができそうです。
2012.04.25
神戸M邸 マンションリフォーム設計の進捗状況
[神戸M邸]
先月神戸の現場まで出掛けて実測、部分解体調査をした神戸M邸マンションリフォームの計画ですが、見積りに向けて着々と準備を進めております。
事務所内では、担当スタッフの竹田さんと詳細についてのツメを行っています。これまで、断片的に仮決定してきた素材を一堂に並べて、お互いの色味や相性を検討しました。
各素材に合わせたディテールのスケッチも起こして、それを図面に落として、来月早々にお願いする工務店見積りに備えて設計図書一式をそろえてゆきます。
同時に、Mさまの奥さまには、幾つかのショールームを一緒に周って頂き、現物をチェックしながら使う素材や機器を選んで頂いております。