急ピッチで工事が進んでいる杉並区S邸ですが、塗装下地が全面の施されてきました。
塗装の下地作りは、脚立を立てながらの作業で、頻繁に場所を動きながら行うので、通常は他の工事を一端停めて貰って、下地作りに専念して貰います。ただ、こちらの現場は玄関からのアプローチが二通りあり、更に空間も広く、風通しも良いので、他の作業も進めながらの工事となっています。
親子の塗装屋さんが息をピッタリと合わせて、ボードの継ぎ目の寒冷紗張りとパテしごき作業を行ってくれています。手前の親父さんが寒冷紗張りで、奥の息子さんがパテしごきです。
こちらは、玄関横のトイレの浮き壁です。後ろの壁から給水のルートを通す関係で浮いた壁の裏に、LEDの間接照明を入れるので、このような変則的な形になっています。
こちらは、玄関周りの塗装下地の様子です。元は、天井や床のラインがバラバラだったものが、きれいに統一されて、端正な空間になってきました。
書庫廊下に作られる、塗装塗り込み本棚の下地は、鉄製で作って貰っています。薄い本棚の厚みで、塗装の表情が壁と同じになるように考えて貰った結果、このような凝ったつくりになりました。最近は可動棚にしておくことが多かったのですが、塗り込みとなると、固定棚にする必要があるので、事前にお施主様と本棚の高さを綿密に打ち合わせさせて頂きました。
鉄製の下地の上下にランバーコアを張って貰い、壁とツラになった個所には小口テープを貼って、塗装塗り込みで仕上げて貰うことになっています。
浴室の床のタイルも張られています。色々と苦労した浴室ですが、こちらも徐々に仕上がりつつあります。