Author Archives: Kenji Kagami
2011.08.21
ポーゲンポールの高級キッチンショールーム@広尾
[キッチンリフォーム]
広尾にあるドイツ製高級輸入キッチンのポーゲンポールのショールームを見学して参りました。今年初頭に、ポーゲンポール社直営店として、このショールームが展開されていたのは、よく通る場所なので知っていましたが、なぜか内部に立ち寄ったことがありませんでした。
こちらは、通りに面し、エントランス正面にある一番目立った場所にある白を基調としたキッチンです。人工大理石のシンプルなカウンタースタイルですが、シンプルがゆえにディテールにもこだわりを感じました。背面の木目調トール収納には、ミーレ社の調理機器が組み込まれていました(今後は、ミーレ社は施主直でしか販売しない方針なので、このような組み合わせは難しくなるかもしれません(ミーレ社はまその後、また方針を変えたようで、ポーゲンポール社始め幾つかのオーダーキッチンメーカーでは仕入れることが出来るようになったようです(2012年2月29日)))。
こちらも通りのガラス越しに見えるステンレスと濃いめの木質を使ったスタイリッシュなアイランドスタイルキッチンです。こちらは、実際にガスや電気、水道が使えるように設えてあるので、調理の体験もできるようになっているそうです。
ショールーム中央に位置するこちらのキッチンは、スーパーカーのポルシェ社と共同開発のキッチンです。約3000万円とのことで、これだけで住宅が建ちそうですが、ハイエンドの高級キッチンを作るために、扉の質感から金具の使い勝手まで、あらゆる箇所に妥協のないキッチンとなっています。
カウンター材は一見何の素材でできているか判りませんでしたが、ガラスだそうです。ガラスといっても、マットな仕上げで、使い勝手も予想で、手入れも簡単そうでした。
この引き出しは、違うキッチンのものですが、ブルム社と共同開発された金具は、コーナーまですっきり使え、面材も簡単に交換できる優れモノでした。こちらで展示されているもの全てが大型のキッチンで、実際に売れている平均単価も500万円程度とのこと、マンションリノベーションでも150㎡以上はないと、狭く感じてしまいそうでした。丁寧に説明してくださったKさま、どうもありがとうございました!
2011.08.09
コンクリート壁のコア抜き
[高輪I邸]
高輪I邸の工事で、先日撮影したレントゲン写真を参考に定めた位置に従って、コンクリート(RC)壁のコア抜き作業が行われました。因みに、コア抜きとは、ダイアモンドチップを付着させた円形ドリルでコンクリート壁に穴(スリーブ)をあける作業の事です。ただし、分譲マンション(共同住宅)では、コンクリート壁は共用部となりますので、まず耐震壁でないことを図面上確認の上、今回のように事前に管理組合にレントゲン写真と一緒に申請し、許可を得ていないと作業できません(これはきちんとしたマンションでのことで、レントゲンも撮らずに、鉄筋を切りながらコア抜きしている古い団地などの事例もありますが、耐震上は当然問題があります…)。因みに、今回のこのコア抜きは、共用部分の配管更新のためにマンション管理組合から依頼されての工事でした。
重たい機器がずれないように、平滑な壁の場合は、空気圧を使った吸盤で固定し、ポリタンクに入った水を手押しポンプで注ぎ込みながら、孔を開けてゆきます。20センチの壁厚であれば約10分弱で、それほどの騒音を立てないで抜けるそうです。
きれいに抜かれたコンクリート、いわゆるコアサンプルです。抜かれた直後は高温で触れませんが、しばらく経った時点で触ると、とてもスムーズな面になっています。今後、マンション側で耐震診断をすることになった際は、このコアサンプルを圧縮試験に使うことができるので、3本は管理組合に寄付(?)することにしています。因みに、コンクリート造の建物の新築時に、壁や梁にスリーブを入れる場合は、壁・梁貫通スリーブ用の補強筋(鉄筋)をきちんと入れておくものです。
こちらが平滑面で吸盤を使った固定時で、
こちらは壁が平滑ではないので、ドリルで壁にピンを打って、そのピンで固定しながら作業している様子です。
エアコンのダクト接続や電気設備の配線も、どんどん進んでいます。LGSの下地も立ち始めたので、お盆前にはほぼ壁位置が決まる予定です。
2011.08.08
住宅模型を使ったリフォーム打合せ@田園調布F邸
[田園調布F邸]
こちらは全体の様子ですが、1階と2階に分解できて、家具まで作り込まれた模型で、お施主様のFさまご夫妻も、空間の雰囲気までとても分かりやすいと喜んでくださいました。
1階のリビングダイニングとキッチンの関係が、良くわかるのではないでしょうか?写真では良く見えない子供の遊びコーナーは、床を一段上げて、特別な空間らしい雰囲気に作ることになりました。
こちらは、吹き抜け越しにLDを見下ろした様子です。2階の主寝室の作業コーナーからリビングが見れる空間構成となっています。また、玄関ホールの空間が階段と一体化している様子も、模型だと分かりやすいと好評でした。
こちらは、吹き抜けの天井をシナベニア材で張る予定なので、そのイメージを確認して貰っている状況です。残念ながら子供たちは、DVDの方に夢中なようでした。収納の細かい工夫や、仕上げ材の色味はまだ決まっていませんが、模型を見ながらの今回の打合せである程度まで決まってきたので、これで見積り用の図面を作成することになりました。 模型を作ってくれた共同設計事務所イン・ハウスの河野君、どうもお疲れ様でした。
最後は、打合せ中よく我慢してくれた子供たちが、お庭に用意した小型プールで遊んでいる様子です。Uちゃん、Hちゃん、そしてS君、どうもありがとう。














