別荘は昔から持っているのに、最近はあまり使っていないという方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?以下、お祖父様が建てた箱根の別荘をリフォームして、大いに活用しているS様のケースを紹介します。
昔は良くこの別荘で遊びんでいたS様も、最近は面倒で使っていなかったとのことでした。雨戸は開けるのだけで大奮闘、水はチョロチョロ、お風呂は入れるのに1時間、楽しみで行っているのか、或いは年老いた別荘のお世話(!)に通っているのか判からないような状態だったそうです。
子供たちが遊び盛りになった事で、建替えも含めて、何とか上手く活用できないかとの相談が始まりでした。建て替えとリフォームの費用を試算したところ、
- 新築では3倍ほど費用が掛ることと、
- 子供の頃の思い出を自分の子供にも伝えたい
という2つの基準からリフォームへと判断していただきました。
まずは大きな庭との繋がりが重要だと判断し、腐りにくく、足触りの良いデッキ材を探し、大きなデッキを作り直すこととしました。手摺を片側だけにして、同じウッドデッキ材でベンチを作ったところが、デザインのミソです。手摺がないことで、視界が開け、部屋と庭がデッキを介して繋がるようになりました。開け閉めが不調だった木製サッシは、重みで床がたるんで敷居を下から支え直して全体を調整しました。
こちらがリフォーム前のデッキの様子です。外と内を繋ぐ窓サッシュはとても重要で、強引に開けていたサッシュが、指一本で軽く動くようになった事で、ウッドデッキの活用度合いが大幅に広がったそうです。朝起きて、サッと窓を開けて、素足のまま外のデッキに出られる感覚。使い勝手や素材のちょっとの違いが、大きな違いになったと喜んで貰っています。