デザインアドバイスで始まった広尾O邸の工事が着々と進んでおります。
リビングダイニングキッチンは床材を張り替えるので、一旦既存のフローリング材が全て撤去されています。正面奥の壁は、飾り棚との取り合いで、梁型のサイズを変更しています。
梁型を飾り棚の寸法に合わせてフカす(膨らませる)と窓サッシ枠との取り合いが変になってしまうので、カーテンボックスを作り直して、その袖壁でフカした梁型を受けるデザインにしています。
玄関回りでは、今回のリフォーム工事の最重要ポイントである、床と壁の大理石張り作業が進んでいました。大理石は価格が比較的リーズナブルでいながら上品な表情をしているオデッサ・ベージュを使っています。
玄関のタタキ部分と玄関ホールの床は当初より2センチほどしか段差がありません。同じ素材を床に張ると段差が見えにくくなり、躓く原因となりやすいので、斜めに加工した同材の玄関框を廻して貰っています。
因みに、タタキ部分は水磨きで、ホール部分は本磨きでツヤを変えています。
床は玄関だけでなく、水回りゾーンへと続く廊下や、キッチンの床部分にも張り伸ばされています。
こちらは、また数日後に現場に寄った際の様子です。壁の大理石張りは、本磨きと水磨きを混ぜて張る面倒な仕様になっています。右奥に見えるのがリビングダイニング空間です。
大理石張りの壁の端部がリビングダイニング側から見えてくるのですが、大理石のコーナー部分を薄く処理して、クロスを張る壁とフラットに仕上げて貰っています。
既存のフローリングを剥がしたLDの床には新しい床暖房のパネルが張られていました。