光文社の女性誌「STORY」の11月号に戸建リフォームの事例が2つ掲載されました。特集のタイトルは「部屋を増やすリフォーム、減らすリフォーム」、副題が「家族のあり方とともに家も変わっていいんです」というインテリアの特集に事例が掲載されました。まず一つ目が、新宿区のS邸です。記事の内容は本屋で確認して頂くとして、雑誌で紹介できなかったエピソードをここでは書きます。
実はこちらのお宅のリフォームのお手伝いは2度目なのです。5年前のリフォーム時には、二つに分かれていたお宅を渡り廊下で繋ぎ、お風呂を移設し、部屋の用途を将来を見込んでシャッフルいたしました。造作家具も作りましたが、こちらも将来の事を考えて、移動できるような取付方としておきました。そして今回のリフォームですが、5年前に考えていたことの延長としてのリフォームなのです。手を付けていなかったキッチンや子ども部屋を、家族のあり方に合せて、手を入れて行ったのです。
無駄を嫌うお施主様にあわせ、使える物は徹底的に再利用し、工務店からも「ここまで頭を使ったリフォームは始めてだ」と褒められて、嬉しかった記憶がよみがえって参りました。