新しいプロジェクトがスタートすることになりました。以前からお付き合いのあるPさまから、青山エリアでリノベーションを前提として中古マンションを購入したいとのご相談を頂きました。
最初は、幾つかの候補をネットや不動産広告の情報で絞って、最終的に良さそうだとのことで、不動産仲介担当者の案内のもと築年数30年で、広さが約150平米のこのマンションの内覧にPさまと一緒に立ち会わせさせて頂きました。
3寝室で、大きなキッチンもあり、収納量も十分にあるのですが、150平米の広さが実感しにくい間取りになっていました。このキッチンもとても広いのですが、写真正面に空いているダイニング側への開口も小さく、このままでは使えないだろうとの話になりました。
玄関も大理石ビアンコ・カラーラをタタキに張っているのですが、やはり窮屈で広さが感じれらえません…。
洗面と浴室は、古びた感じで、新築マンションのショールームと見比べると、相当に見劣りしてしまいます。
浴室は在来工法の浴室で、タイルをふんだんに使っていますが、デザインが何とも古めかしかったです。
内覧時のコメントはお伝えしたうえで、翌日には不動産会社から貰った平面図にそれらの欠点を解消しつつ、庭付きの部屋の魅力を引き出せそうなリノベーションプランを作ってみました。予算的なこともあるので、キッチンと洗面+浴室はお化粧直し程度の案となっています。
LDKのスペースが整形でなく、凹凸が多くあるので、その一つの凹みをライブラリーコーナーのように仕上げるアイデアをスケッチに描いてみたものです。
その後、プランは概ね気に入ったとのことで、購入を前提に、再度不動産会社と僕らがご紹介したリフォーム会社、スタイル・イズ・スティル・リビング(以下、SISL)齋藤さんにも立ち会って貰い、再度調査を兼ねた内覧をさせて頂きました。
お施主さまのPさま、不動産仲介担当者の立ち会いのもと、SISLの齋藤さんと荒井さんに現地を確認して貰いました。
浴室の全面交換やキッチントイレ等の排水が絡む設備の移設については、こちらが図面や現地調査で事前確認していましたが、やはり施工側としても再度確認したいとのことで、浴室のトラップの位置などを慎重に見てくれました。
当初、Pさまにお見せしたインテリアイメージが概ね気に入って頂けていたので、それらをより具体化するために、手持ちの素材サンプルをお持ちして、現地に並べてみました。
Pさまとしては、あまりダークな色合いにすると、暗く感じてしまうので、もう少し明るくて、華やかさのある素材である、大理石なども使ってくれないかとのリクエストがありました。
リフォームとしては、LDKと玄関をリノベーションするのが基本形のA案として、そこに洗面と浴室、ユーティリティーまで加えたB案、さらに各寝室を加えた全面リノベーションのC案として、それらの概算をお願いすることになりました。