高級な高齢者向けサービスアパートメント・Mレジデンスの住居部分のリフォームのお手伝いをすることになりました。
お施主さまが借りることになった住居を現調させて頂きました。100平米弱の中間規模のお部屋ですが、川に面して日当たりも良い気持ちが良さそうな空間でした。
こちらがリビングの天井を見上げた様子です。
上階には居住者が利用できる共用の食堂がありますが、個々の住宅でも料理ができる、きちんとしたサイズのキッチンがあります。ただ、お施主さまのSさまは、ここまで大きなキッチンは必要ないとのことでした。
介護が必要になってからも使える浴室です。介護には適しているそうですが、このピンクのタイルのインテリアはお施主さまも変えたいとのことでした。
リフォームのご要望としては、以下の通りでした。
- 夫婦別々の寝室で適度な距離を保ちたい
- 夫婦が違う時間にお風呂やトイレを使えるようにしたい
- デザイン性の高い空間で気持ち良く過ごしたい
- キッチンはコンパクトでOK
- 浴室はピンクのタイルを何とかして欲しい
- お孫さんが来て楽しめるような空間にしたい
- 使いやすくてリラックスできる家具を選んでレイアウトして貰いたい
といった内容でしたので、それを落し込んだラフなリフォーム案を作ってみたところ、とても気に入って下さいました。
より具体的にリフォームプランを練ってゆくことになったので、再度現地を訪問して、再調査させて頂きました。こちらの写真は壁裏のPS内の様子です。給水や排水管がどのように接続されているのかをチェック致しました。
こちらは天井裏を点検口から覗いた様子です。空調のダクトのルートや、スプリンクラーの配管状況、また梁の位置も同時に確認することができました。
寸法の入った間取り図は貰っていましたが、実測することで間違いがないかをチェックしました。大きなずれはありませんでしたが、天井の折り上げ位置や細かい枠の取り合いなども調べさせてもらいました。
これから調査した内容を図面に落とし込んで、お施主さまの意見を反映させながらデザインを完成させてゆきます。管理会社とも綿密な連絡を取りながら、見積りを取って調整してから工事開始と、先が長いプロジェクトですが、頑張ってお施主さまが喜んでくださるような空間に仕上げてゆきたいと思っております。