先日取材して頂いたた男性生活誌「BRIO(ブリオ)(光文社)」の記事が発売されました。「アートは人を幸せにするか」という特集の中で実際にアートを購入したり、集めたりしている人の一人として証言させてもらっております。僕と妻とで持っているアート、美術作品の数は本当に大した事がありません。それでもアートを鑑賞したり、アートについて話したり、アートを集める事に興味を持っていることは事実ですので、それらの体験からの話をさせてもらいました。
インタビュー記事の中で、一番伝えたかった事は、美術館で他人のものとしてのアートを鑑賞しているのと、自分で購入したアートを、生活の一部に取り込みながら暮らしていることの違いです。身構えてアートと対峙した場合、好悪を表明したり、何らかのコメントをしなくてはならない気持ちになってしまい、どうしても堅苦しい関係になってしまうものです。
それが生活のシーンの中にあると、もっと気軽になるのです。気持ちよい休日の朝に眺めてもよいし、仕事帰りの疲れた状態でチラリと目を配るっても良い…。
アートと暮らすと、自分のその時の気分や考えていることが投影されてゆく気持ちになるのです。
特集には有名人も含む色々な方々が、それぞれの視点でアートについて語っています。読み応えがある特集ですので、どうぞ手にとってご覧下さい。