今年後期から法政大学デザイン工学部建築学科で非常勤講師として教えることになりました。網野禎昭教授からのお誘いで、構法スタジオを受け持つことになり、その事前打合せで、市ヶ谷の法政大学に伺ってまいりました。
デザイン工学部のある市ヶ谷田町校舎は、1962年に建てられた古い校舎を2008年に大規模改修したリノベーション・リニューアル建築物です。
建物の躯体だけを残したスケルトンリフォームで、アルミパンチングと硝子の縦ルーバーを使って、上手に外装を刷新していました。
左から、網野禎昭さん、売れっ子住宅作家の飯塚豊さん、友人であり尊敬する建築家である溝部公寛さんに、私、各務で、これに本日参加できなかった、水井敬さんの5人で教えることになりました。
皆で学校で集まり、まず三年生の課題講評会を拝見しました。富永譲教授や、以前同じ早稲田大学芸術学校で教えていた下吹越武人准教授のスタジオの住宅課題でした。
先生方皆で教室を回り、面白そうな作品をピックアップして講評してゆく、ユニークなスタイルで、写真が壇上に挙げられた講評対象課題です。学生の気質や課題のレベル、教室の雰囲気等を一通り拝見した後、四人で再度集まって構法スタジオの授業の進め方を打合せました。
最後の写真はオマケです。打合せの横で、色々とアドバイスを下さった崔康勲先生が見せてくださった、大江宏先生の研究室の色紙(?)です。彫刻家の平櫛田中氏が揮毫したものだそうです。